とりあえずやってみた

とにかくやってから、考えます

夫、または妻の物を勝手に捨てたときに、起こりうる5つの「大惨事」

 

現在、あなたの家庭の夫婦関係は良好でしょうか?

 

たまに喧嘩するにせよ、どちらかが折れたりして、なんとなく収まっていることも多いと思います。

 

今回紹介するのは、「夫婦関係を修復不可能にする破壊的行動」です。

 

この「行動」をすると、確実にお互いの気持ちが「プツリ」と切れることになります。

 

その行動とは

 

「夫、妻の持ち物を勝手に処分する」

 

です。

 

特に、夫の趣味のものや、妻の服やアクセサリー、化粧品を勝手に処分して、離婚どころか、実際に「殺傷沙汰」まで発展した例はいくつかあります。

 

「モノ」には感情が詰まっている

 

まず、夫婦関係に入る前に、子供にとっての趣味のものについて「感情的」なところから少し説明しましょう。

 

特に小学生くらいのときに、趣味のもののことで母親との対立を経験している人は多いです。

 

子供の趣味といえば、男の子なら「漫画本」「プラモデル」「ゲーム」、女の子なら「アイドル関係」「キャラクターグッズ」あたりです。

 

自分も経験がありますが、子供の趣味のものを見たときに母親が言うセリフは決まっていて

 

「これ捨ててもいいの?」

 

「捨てるものないの?」

 

です。

 

そのたびに

 

「捨てるものはない」

 

「勝手にさわるな」

 

と、全力で阻止してきました。

 

こんなことを言われるだけでも鬱陶しいのに、実力行使でホントに無断で捨ててしまう母親がいます。

 

学校から帰ってきたら

 

「あれがない・・・」

 

「これがない・・・」

 

途方にくれて母親に猛抗議しても、相手にされず捨てられたものは戻ってきません。

 

ひどいときケースでは、借りてきたものまで捨てられた経験のある人も結構います。

 

これをされた子供は、確実に「トラウマ」を抱えて大人になりますよねえ。



実際、物を勝手に捨てられた経験がある人はどんなことを思っているのか?

 

「人のものを勝手に捨てる人間性が理解できない」

 

「母親が持つ『理想の子供像』みたいなものを押し付けてくる」

 

「漫画、ゲームに熱中してるから勉強しないという偏見」

 

「たしかに小遣いで買っているので、金の出どころは親なんだけれど、所有権は子供にあるはずで、親が勝手になんでもしていいわけではないはず」

 

こんな感じで「子供のものは親のもの」という感覚が、不幸な出来事を招くようです。

 

よく、漫画全巻を買ったりすることを「大人買い」といいますが、これは子供のときの「トラウマ」を精神的に満たしている場合があります。

「子供のときお金がなかったから」だけではないんですね。

 

相手の「アイデンティティ」を捨てると・・・

 

では、夫婦間でこのような出来事が起こったらどうなるか?

 

一般的に多いのは、「妻が旦那の物を勝手に捨てる」ケースです。

 

狙われるのは趣味関係がほとんどですね。

 

女性からすると「理解できない、興味がないもの」=「いらないもの、捨てていいもの」という発想になります。

 

そして、逆の「旦那が妻の物を勝手に捨てる」ケース。「妻はしてもいいけど、旦那はしてはだめ」ということはありません。

 

狙われるのは、化粧品、服飾品、が多いようです。

 

旦那側の理屈として、「こんなに種類とか数とかいらないだろう」と思うようです。

 

なので、全部捨てることはあまりないようですが、化粧品などは「化粧水1本だけ残されて、ほかは捨てられていた」「冬なのに春物の服1枚だけになっていた」という事態が起こった例もあります。

 

男性で女性化粧品のことや服に詳しい人は、あまりいませんからね。

 

なぜ、こうなるのか簡単に言うと、「相手に対する無理解」「自分の価値感の押し付け」があるからです。

 

そもそもが夫婦間で「相手に対する無理解」という状態なので、それが表面化するとどうなるか?

 

簡単に想像することができますよね。

 

5つの大惨事

 

では、実例を挙げてみましょう。

 

妻に勝手に物を捨てられた旦那の反応は、大きく分けると

 

1.無気力、精神崩壊

2.離婚

3.やり返す

4.殺傷沙汰

5.そして、最後には・・・

 

となります。

 

 

1.無気力、精神崩壊

 

cocorepo.net

 

 

インターネット界の中では、最も気の毒で、最も有名なお話です。

 

お話の概要は、

・旦那の鉄道模型を捨ててほしいと言い続けてきた

・旦那が言うことを聞いてくれないので、妻が業者を呼んで勝手に処分した。

・旦那はこのことに対して怒ることはなかった。

・しかし、その後旦那は蔵書など、自分の物をどんどん捨て始めて、スーツ、Yシャツも2組だけ残して他は捨ててしまった。

・妻が、旦那に「物を買ってもいいよ」と言っても、旦那は消耗品以外買わなくなってしまった。

・旦那が自分の前から消えてしまいそうで怖い

 

と、なっております。

 

元ネタは某有名掲示板ですが、とにかく有名なお話で、色んな人がいろんな記事で紹介しています。

 

その後、この夫婦がどうなっているのかは、はっきりしないのですが、すぐには離婚とか、そういうことにはなっていないようです。

 

元ネタが某掲示板なので、この後、第三者がいろんなことを書き込んでいます。

 

やはり、多い意見は「基本的に妻がやりすぎた」というもの。

 

個人的にも、この旦那さんの喪失感をひしひしと感じます。離婚が妥当だとおもうのですが、旦那さんがそうしていないのはちょっと理解できません。

 

結婚したということは、お互い好きであったことには間違いないと思うのです。しかし、お互いその頃の気持ちのように戻れるんでしょうか?

 

この話が出てからは、これ以降、世の旦那様が同じようなことをされた時「自分に鉄道模型」を捨ててから夫の様子がおかしいと同じことが起こった。」と言われるようになります。

 

そして、この話は「伝説」と呼ばれることとなりました。

 

次は、趣味のカメラを捨てられて、失踪した話。

 

 

 

 

さらに、もう一つ。

 

彼が何もしなくなってしまいました

発言小町

 

このケースも妻が旦那の趣味のものを、捨てるように言ったところ、たしかに捨ててくれました。

その後、旦那はとにかく物を持たないようになり、何もしなくなった、という1つ目と同じようなケースです。

 

個人的には「怒る」ことをしないのが、不思議です。旦那さんの性格なんでしょうか?精神的に内側へ向かってしまっている印象です。

 

妻の方も結婚してるにも関わらず、旦那の性格を知らなかった、または、自分の価値観を押し付けても、相手が受け入れてくれると思った、ということなんでしょうね。



2.離婚

 

ある意味、わかりやすくてシンプルです。第三者には最も支持される考え方であります。

 

参考例です。

 

旦那の古い本(購入時150万円)を捨てられた話。

 

buzzreach.jp

 

夫が妻のものを勝手に捨てるので、離婚したい

 

papimami.jp

 

妻の方でも勝手に捨てられたら、いやなんですねえ。常識的に考えても、旦那のものは捨てても良くて、妻のものは捨ててはだめ、とはなりません。

 

「断捨離」が流行っていますが

 

断 → 無断で

捨 → 捨てると

離 → 離婚

 

という別の意味があるみたいですよ。

 

一応申し上げますが、勝手に物を捨てられた「くらい」では、直接の離婚原因とはならないそうです。ただ、実際に離婚の話になったときには、他の理由と共に「婚姻を継続し難い重大な事由」になり得ます。



3.やり返す

 

勝手に物を捨てられた旦那が、妻の物を勝手に捨ててしまった場合。

 

ここまでやるとお互い無傷では済みません。

 

妻の服も1着だけ、化粧品も化粧水1本だけ残して全部捨てた。

 

バックを真っ二つにしてやった。

 

などなど。

 

とても、夫婦関係が元に戻るとは考えられませんが・・・



4.殺傷沙汰

 

旦那がブチ切れたケースです。

 

「妻にスター・ウォーズグッズを壊され殺害」

 

イギリスのお話ですが、どこの国でも起こりうることのようです。

 

 

 

5.そして、最後には・・・

 

最後に捨てるものといえば、これしかありません。

 

女房を断捨離

(ネットゲリラ)

 

 

「私が一番捨てたいもの それは“夫”です」

サイゾーウーマン、婦人公論

 

 

まとめ

 

こうやって考えると、相手の物を勝手に捨てるとか、実は些細なことかもしれません。お互いを思いやることができてない以上、夫婦関係がそもそもうまくいってないんですね。

 

最後になりますが、次に紹介することは、夫婦関係でおそらく一番大事な考え方かもしれません。

 

旦那自体に(妻に対しても)関心を持ちましょう。

 

 

 

実際に行動を起こしてしまうと取り返しのつかないことになります。

 

ムカついたり、いらついたときには、一呼吸おきましょう。

 

 

では、夫婦関係が平和であることを願ってこの記事を終わります。

 



excel は仕事以外に使うと結構たのしい、というお話

 

 

「セルに入力できる」=「『excel』使える」?

 

 こんにちは やぐらです。

 

今回は「excel」のお話です。

 

求人広告とかに「excel できる人希望」というのをよく見かけます。

ただ、ほとんどの人が「実際に何ができればいいわけ?」と思っているところでしょう。

 

で、いきなり結論を言うと

「その会社が必要としていることができればいい」

のです。

 

「だから、具体的には何が必要なんだよ?」

と思うのですけど、実際にそうなんだからしょうがないのです。

(開き直っているわけではない)

 

 

 

あるサイトにありました「excel」に関する入社試験の模擬問題を見てもらえばわかると思います。

 

「エクセルを使ったお仕事」の入社試験問題を作ってみました | デスクワーク ラボ

 

とある企業の入社試験問題が流出した、とかいう噂がありまして、それをもとに作成したようです。

 

自分が初めてこの「模擬試験問題の初級」を見たときの感想は

「『excel』関係なくね?」

というのが正直なところ

 

入社問題が「excel」上に展開してあるので、「excel」を知らないと解答できないのですけれど、

「『excel』が使えるレベル」を測るとしてどうなんでしょうねえ。

 

第1問の

「セルのD6には、どんな値が入ってますか?」

という問題は、

 

できる人は

「(舐めてんのか?)」

と思いますが、

 

できない人は容赦なく不採用でいいと思います。

 

そういう意味では、いい問題なんでしょうね。

 

 

世の中的には

「セルに入力できる」=「『excel』使える」

というのは間違っていないのかもしれません。

 

しかし、実際に聞いた話では

「できない人は『できないというレベルですらない』」

らしいです。

 

「パソコンの電源を入れれない」

「『excel』を起動できない」

「一般常識を知らない」

 

なんだとか。

 

「能力をみる」、というよりも「落とすための試験」のような気がしてきました。

 

 

次に「模擬試験問題の中級、上級」になりますと、ようやく「excel」の能力を測る感じになっています。

 

詳細はサイトの方を見てもらうことにして、模擬試験問題に出てきた関数は

 

  • SUM
  • AVERAGE
  • TODAY
  • EOMONTH
  • ROUND
  • ROUNDUP
  • CEILING
  • IF
  • COUNTIF
  • SUMIF
  • VLOOKUP
  • IFERROR

 

必要とされるスキルとして

  • ピボットテーブルの作成
  • グラフの作成
  • 印刷全般
  • 相対参照と絶対参照
  • 条件付き書式
  • 入力規則
  • フィルター
  • ウィンドウ枠の固定

となっております。

 

自分がもしこの模擬試験を受けたとすると

「おそらく不合格」

です。

 

「検索してもいい」という条件なら、ほとんどできると思いますが、「覚えているか?」となると知らないことだらけです。

 

グラフ全般、全くわかりませんし、自力で作ったことすらないです。

(仕事、プライベートともに必要としないため)

 

ピボットテーブルは、「excel 2013」だと簡単に作れたような気がしますが、なにも見ないで、となると作れません。

 

それと、直接は書いてませんでしたが、「マウス」があることが前提ですよね。

「キーボードのみ」だと、できないこと、知らないことがたくさんあります。

ショートカットキーとかもほとんど知らないですしね~

 

日付関係もプライベートでは、あまり使いませんからねえ。

このあたりは「事務職」を前提にしているからなんでしょう。

 

そんなことをふまえまして、自分の「excel」の使い方を紹介しておきます。

 

自分がプライベートで「excel」を導入したのは「競馬のため」です。

競馬のデータをいじくり回すためだけにわざわざ1万円以上もだして、ソフトを買ったわけです。

さらに、データの量が多いと(通常20万~25万件くらいで計算)「excel」が固まるので、「access」も導入しました。

 

自分が使っている関数

・AVERAGEIFS

・COUNTIFS

 

 

・INDEX × MATCH

(ちなみに VLOOKUP はいまだに理解できない)

 

・STDEV.P

標本標準偏差 を出すため。

偏差値の計算に必要。

 

 (直接の計算は「access」で)

 

そして偏差値をまとめるとこうなります。

 (target jv より)

 

なんかめんどくさい計算をさせているつもりでしたが、こうやって見るとそんなに大したことはしてないようです。

 

 

もし、面接に行って

「『excel』で、標準偏差をだして偏差値を計算することができます」

と言ったとしても、需要があるのかどうかですね?

 

「四則計算とかは一応できますよ。」

くらいしか言わないでおいたほうが無難かもしれません。

 

 

おまけ:

ちなみに絵を書く究極のツールは「excel」らしいですよ

gigazine.net

 

世の中色んな人がいます。

今回はこんなところで。

 

では。

 

 

 

 

ブラック企業に入社してしまうプロセスを考えてみた。(その3)

 

 

 ブラック企業に入社してしまうプロセスを考えてみた。(その3)

前回からの続きです。

 

 

 

おさらいしますと、この時点での仕事に対する考え方、感情はこちら。

 

・会社にはいい人ばかりいるわけではない 

・変な人に絡まれるよりは、むしろ無視されるくらいがいい 

 

・120時間(24時間×5日間)連続勤務を経験した 

・仕事的に正しいことをしたとしても、自分が評価されるとは限らない

 

・さらに、過酷な勤務時間を経験した。 

(推定:月400時間勤務)

 

・自分を認めてもらいたかった。 

・お金は、頑張りさえすればそこそこ稼げる 

 

となっています。

 

 

 

この後、パチンコ屋にアルバイトとして入社します。

 

 この店は、時給もそこそこ良くて、特にうるさいことも言われずに、

(言う人もいなくはないけれど)

 

アルバイトとしては、いたって平和な職場でした。

(正社員はいろいろきついらしい) 

 

ただ、この職場にいたときに自分の住んでいた木造アパートが火事に遭います。

 

このおかげで住むところがなくなってしまったのです。

近所の方のご厚意で、2ヶ月間だけなら住んでもいい、という方がいらっしゃったので、そこに世話になりました。

生活用品が焼失したので、ホントに体と毛布1枚と着替え2組くらいで生活していた感じです。

 

そして、期限の2ヶ月になろうかというころ、火災保険も数百万おりまして、職に関することをいろいろ考え始めます。

 

ずっとアルバイトでいたのは、いつか独立して自分でなにかやってみようと思っていたところもありました。→ NEW

 さらに、住むところが必要なこと。→ NEW

数百万をそのままキープしたかったこと。→ NEW

(アパート、マンションを新たに借りると初期費用が60万くらいかかるため)

 

そして、

営業経験がないので、「独立のためには、物の売り方を勉強したほうがいいのでは?」→ NEW

 

さらに、

多少「修行」という期間があってもいいのではないか?

→ NEW

 

という結論になりました。

 

これは、一人で全部考えた結論なので、だれかに相談していればまた違う結果があったのかもしれません。

 

求人雑誌を買ってきまして、いろいろ調べましたら、営業は不動産がいいのでは?ということになり、「社員寮(社宅)つき」が条件のため、某不動産会社に面接に行くことにしたわけです。

 

 

 

 

これは、いまから25年前の話です。

もし、タイムマシンがあるならこのときにもどりたい・・・

今49歳の自分が、当時24歳の自分に言ってやりたい・・・

「その会社に入ってはいけない」と・・・

 

 

結局は、この会社に入社してしまうのですが、冷静に考えると面接の時点でおかしなことはいくつかあったわけです。

 

しかし、自分がそのことをスルー、もしくはありえないくらい好意的に感じてしまった理由を考えてみます。

 

まず、求人広告に載っていた条件面から

 

・親切丁寧に指導します。

・入社祝い金30万円支給

・社員寮完備

・休日年間150日以上

・余裕の13時出社

・高歩合給。入社1年目で年収1000万円も可能。

 

こんなところでしたかね。

 

面接での食い違い

 

・入社祝い金30万円支給

→ 面接では「実際には貸付金」といわれる。

 

⇒ 自分では「営業をちゃんと教えてくれれば売った歩合給で返せるはず」と思ってしまった。

 

・社員寮完備

→ 借り上げ社宅で家具付き月8万円、広さは13㎡しかなかった。

 

⇒ 火事の直後で、生活用品がなかったので、むしろありがたいとさえ思った。 

 

 

・休日年間150日以上

→ 休日は週1日

 

⇒ とりあえず週1日は休めると思ってしまった。

 

・余裕の13時出社

→ 朝9時半~夜10時とハッキリ言われる

 

⇒ 正直「その日のうちに帰れるんだ」と思ってしまった。

 

 

・高歩合給。入社1年目で年収1000万円も可能。

→ 実際に貰ってる人がいる、と言われる

 

⇒ 面接してくれた人が明らかに自分より若いのに、いいスーツ、いい時計をしているので、信用する。

 

さらに、二次面接でのその会社の常務との会話のなかで、

「うちは、スタートは未経験の人間ばかり」

「あなたが何かやりたい夢があるならば、うちの会社は踏み台にしてもらって構わない」

「なにか不安に思っていてもしょうがない。思い切って飛び込んできてほしい」

と言われました。

 

正直、この面接で涙が出そうになったのです。

(いままで、こんなに熱く語る人はいなかった・・・)

 

これが決め手で、この会社に入社してしまったわけです。

 

いま49歳のおっさんとなった自分が考えるに、当時の24歳の自分は、なんかあまりに純粋過ぎたような気がします。

 

人の情熱に感動する前に、おかしなところだらけだろう、と思いますよね。

 

 

 

 

 

 

で、いざ入社しましたら、いろんなところでおかしな感じになっていました。

 

 

・入社祝い金30万円支給

→ なぜか給料に含まれていて、所得税を取られる

そして、返済はきっちり30万円引かれる。

 

自分は営業成績がとても悪かったので、「会社やめるんだったら、金返してからだね」と、ずっと言われていました。

 

なにかと退職をさせないような「仕掛け」があるのです。

 

・社員寮完備

→ 確かに便利な物件だが、個人で借りるにはちょっと不釣り合いな気がする。

⇒ その後、別の借り上げマンションに引っ越しましたが、解約のときに40万くらい取られる

(とくにものを壊したわけではない)

 

これも、「会社を辞めるんだったらちゃんと払っていけよ」ということらしい。

 

ちなみに、別の社員の親がこのことに怒って、訴訟を起こしたという噂。

 

・休日年間150日以上

→ 成績がいいと週3日休んだこともある

⇒ 成績が悪いと、社長がキレてとにかく休日を取り上げてしまう。

成人式に出れなかった社員や、

「結婚式を日曜日にやるとかふざけるな。稼ぎどきだろう?」と言われて自分の結婚式を、何も関係のない全くの平日の火曜日に変更させられた人がいた。

 

・余裕の13時出社

→ 営業成績がいいとたまに昼出社になることもある

⇒ 一番ひどいときは、朝6時からよる2時まで電話営業させられたことがある

理由は、「夜12時でもいないやつは1時にいるんじゃね?」とのこと

 

・高歩合給。入社1年目で年収1000万円も可能。

→ 実際にいるので「可能」という表現は間違ってはいない。

 19歳の人で年収900万という人もいた。

 

⇒ 売っていれば高給だが、売れないとかなり悲惨。

自分の最低給は、正社員にもかかわらず、手取り「5万8千円」だった。

この月はなぜかひどかったらしく、手取り「2万円」「3万5千円」という人がいた。

 

それと、歩合給の支給時期の問題があります。

新築の分譲マンションだと、更地から完成まで1年半とか、期間が長いわけです。

歩合給の支給時期の決まりは、「歩合全体の25%が契約月の翌月」「歩合全体の75%は完成引き渡し後」となっていました。

つまり、満額もらえるまでひどいと2年後とかになります。

 

自分は、最終的にこの会社から、正式な退職ではなく「逃亡」しましたが、この「2年後にもらえるお金」のために、心の中では「逃げよう」と思っていても、ずるずる会社に居続けたわけです。

 

ピーク時は「1年6ヶ月後に90万円もらえる」という状態になりまして、退職するとこれを捨てないといけないわけです。

 

先程も言いましたが、「どうにか社員をやめさせない仕掛け」というのが、ホントにさまざまなところにありました。

 

ちなみに、自分が「逃亡」した6ヶ月前くらいから、会社の資金繰の悪化が表面化したらしく、

・給料の遅配

・交通費の精算ができない

・年末調整の所得税の還付金が分割になる

・社内預金の解約ができなくなる

など

 

金銭面でのあらゆることが、おかしくなっていきました。

 

自分は下っ端の社員だったので、特に影響はなかったのですが、役職が上になるに連れて、ひどいことになっていたようです。

あとで知りましたが、課長が給料2ヶ月支払いなし、部長は1年半分のボーナスが支払い保留だったそうです。

 

で、退職の経緯が「逃亡」だったので、社会保険の手続きをしておらず、会社的には無断欠勤なので、そのうち退職扱いになって、離職表とか実家にでも送ってくるのかとおもいきや、全く音沙汰なし。

 

この会社は、自分の逃亡6ヶ月後に倒産しました。

ただ、倒産のために正式に退職した社員の離職票とか、源泉徴収票とかをくれないらしく、弁護士を通さないといけないくらい大変なことになっていたようです。

 

 

 

 

 

 

さて、自分がなぜこの会社にはいってしまったのか改めて考えます。

 

 

この会社に入社する直前仕事に対する考え方、感情です。

 

・会社にはいい人ばかりいるわけではない 

・変な人に絡まれるよりは、むしろ無視されるくらいがいい 

 

・120時間(24時間×5日間)連続勤務を経験した 

・仕事的に正しいことをしたとしても、自分が評価されるとは限らない

 

・さらに、過酷な勤務時間を経験した。 

・自分を認めてもらいたかった。 

・お金は、頑張りさえすればそこそこ稼げる 

 

・いつか独立して自分でなにかやってみようと思っていた

・住むところが必要だった。

・数百万をそのままキープしたかった。

 

・営業経験がないので、「独立のためには、物の売り方を勉強したほうがいいのでは?」と思った。

・多少「修行」という期間があってもいいのではないか?と思った。

 

 

まるで、あの会社の面接してくれた人が、自分の感情を全て見透かしていたかのようです。

 

むしろ、自分から物事をプラスに捉えすぎていて、自分から地獄によろこんで突き進んで行った、とも言えます。

 

この会社を経験してから、職を選ぶ基準が増えます。

・ちゃんと給料を払ってくれる会社

・休ませてくれる会社

・うそをつかない会社

・・・

 

なんか、法律で決められていることので、もはや「会社を選ぶ条件」ではないような気もしますが・・・。

 

やって当然なので、「ゼロ」なんですが、

自分がいた会社が「マイナス100万」くらいなので、

 

その後、自分が働いた会社が当たり前のことをしているだけなのに

「給料日に給料が満額振り込まれてるなんて、ものすごいいい会社」

とか

「残業手当くれるなんて神様みたい」

とか、

本気で思っていましたよ・・・

 

「自分の中の最低基準がどんどん下がる」

 というのはこのことです。

 

 

 

その後は田舎に帰って、

今までの自分の中の感情、条件に照らし合わせて職を探しはじめました。

 

いくつか就職しましたが、「ブラック」と呼ばれる会社はなかったです。

 

ただ、きっちり最低限の法令遵守すると、「ちょっと生活できないのでは?」とおもうくらい給料が厳しいのです。

 

時給740円

× 7時間 (勤務時間8時間という会社はなぜかほとんどない)

× 月20日勤務

 

から

税金、社会保険を引くと手取りで10万いかないのです。

 

法律は守っています。

しかし、生活できないのでは・・・・

 

とある会社にいたときに、主婦の人とか2時間くらいの残業は喜んでやっていました。

生活がかかっていますからね。

 

でも

「もっと稼ぎたいなあ」

と思っている人だと、やや「ブラック臭」がしても、問い合わせや面接までは行ってしまうんではないですかね?

 

家族持ちだとやはりなにかとお金はかかりますよね。

 

職選びは人生を左右する大きなことなので、自分の例が何かしらの参考になれば幸いです。

 

以上です。

 

長文、読んでいただきまして

ありがとうございます。

 

 

 

 (その1)

gogojuggler1969.hatenablog.com

 

 

(その2)

gogojuggler1969.hatenablog.com

 

 

 

ブラック企業に入社してしまうプロセスを考えてみた。(その2)

f:id:gogojuggler1969:20181005191050j:plain

 

gogojuggler1969.hatenablog.com

 

 

前回からの続きです。

 

この時点での仕事に対する考え方は

 

・会社にはいい人ばかりいるわけではない 

・変な人に絡まれるよりは、むしろ無視されるくらいがいい 

 

・120時間(24時間×5日間)連続勤務を経験した 

・仕事的に正しいことをしたとしても、自分が評価されるとは限らない

 

となっております。

 

 

 

それにプラスして、

しばらく遊んでいたので、所持金が少なくなっていた。

ということも追加されます。

 

次はコンビニで働くことになりました。

職種の希望は特にないので、ちょっとでも高い給料を、ということで選んでみました。

(これもある意味危険な考え方です)

 

最初は、夜の10時から朝の9時まで。

週4か5勤

時給は1000円でした。

(別に割増はなかったので、深夜手当含む、だと思われる)

 

最初にもらった一ヶ月分の満額の給料は手取りで20万くらいだったと思います。

まあ、アルバイトとしては悪くないでしょう。

 

ただ、とにかくやることが多いし、繁華街だったので、酔っぱらいとか、イキがってるお兄ちゃんとか、めんどくさい人も結構いたので、なれるまでは何かとストレスのたまる職場でした。

 

最初のころは、無茶振り的な仕事のやらせかたでした。

しばらくして、結局オーナー、店長もやれるようなレベルの仕事の量ではない、というのがわかりだしてから、自分に対する仕事の評価が上がっていったように思います。

(あんなきついことをこなしていたんだ、くらいの認識のようでした)

 

そして、1年位働いたときに、オーナーから「店長をしてみないか?」という打診をされました。

 

自分が出した条件は給料のみ。

ちょっと嫌な予感もしていたので

「月40万くれたらやる」

と断られるのを前提に言ってみたら、あっさり「いいよ」という返事でした。

 

これで逆に自分が引けなくなってしまいました。

 

完全に固定するとやる気を無くすので、固定+月間売上に対する歩合、3ヶ月ごとの棚卸しのロス対策として毎月3万円ずつオーナーに納める。棚卸しのロスが多ければそのまま返却なし、少なければ3ヶ月ごとに9万円を返す。

ということになりました。

 

(棚卸しは毎回、80万くらいロスが出る)

 

結局店長は4年やりましたが、毎年2月は売上がさがるので、(平均日販が悪いわけではないが、単純に日数が少ないため)毎年2月は、手取り28万くらい、最高は月47万だったとおもいます。

(ボーナス的なものはない)

 

 

給料的にはいいと思います。

問題は労働時間。

 

休日に関する取り決めをしていなかったので、こちらでシフトを調整して勝手にいくらでも休んでいいことになっていました。

ただ、オーナーは自分に結構な金額を払っているという意識が強いらしく、バイト募集の広告費みたいなものを露骨にケチるのです。

さらにバイトの初任給(?)を最低時給にしているので募集しても問い合わせがほとんどなく「いつもあと3人位ほしい」という状態でした。

 

あと、最低時給で募集すると「ろくな人が来ない」のです。

当時、面接もしていましたけれど、履歴書とかちゃんとしているのは10人にひとりくらいです。(学生以外含む)

 

一番ひどい人は、履歴書に住所と名前のみで学歴すら書いていない、ということもありました。

 

人がいないので仕方なく採用しても、無断で休んだり、初日から言うことをきかなかったり、なかなか大変でしたね。

 

昼休みに「銀行に行ってきます」と言ってそのまま逃亡したやつもいました。

 

この事はバイトレベル(正社員の採用ではない)の面接の勉強になったと思います。

 

特に「無断で休む」は学生に多くて、自分の労働時間が半端ではない原因の一つでした。

 

そのときの最悪の勤務状態は

・3ヶ月間、24時間連続の休み無し

・ある時

24時間勤務

→ 12時間休み

→ 48時間勤務

→ 8時間休み

→ 36時間勤務

→ 8時間休み

→ 24時間勤務

→ 12時間休み

→ 24時間勤務

→ オーナーが来てようやく解放

 

こんなこともありました。

 

いつもなら人をヘルプしてもらうため

(オーナーが2店舗やっていたので)

オーナーに電話をしても、なんだかんだ面倒くさがって交代の人をよこさなかったのですが

(単発の24時間勤務はザラ)

 

このときばかりは

「いま、人をよこさなかったら、次おめえに会ったとき本気でぶっ殺す」

と、自分がブチ切れてようやくオーナー本人が自分の店に来たのでした。

 

オーナーは自分の顔を見て、なにかさすがにやばいと感じたようで、「すぐに帰っていい」と自分に言ったのですが、自分のほうは「一旦座ろうか」と座ったら立ち上がれなくなり、机に2時間突っ伏して、床に10キロの米袋を枕にしてさらに4時間寝て、ようやくアパートに帰ったのでありました。

 

その後、自分はこの店を辞めるのですが、辞めた直接の理由は体力的なきつさよりも精神的にきつい「舐められ方」を感じたからでした。

 

どうも、オーナーも、もう一つの店の店長も、そして自分の店のバイトの人たちも自分のことを

(こんな状態でよくやるわ・・・)

と思っていたようです。

 

(実際に話しているのを聞いている)

 

自分としては

(自分が貧乏くじを引いたとしても、周りがやりやすくなるならそれでもいい)

という気構えはありましたし、給料もそこそこもらっていたのでなんとか頑張っていたわけです。

 

特にオーナーからは

「おまえを『だし』にして儲けようと思っていた」

と、面と向かって言われたこともありました。

 

自分がきつくてもヘルプに来なかった理由がこのあたりなんでしょう。

 

もうこのオーナーに見切りをつけて、辞めることにしましたが、正直にいうとこの時点では、「仕事を辞めてとにかく休みたい」という感情しかなかったのです。

 

しかし、実際辞めてみると・・・

 

自分の留守電にかつての店の人たちからの電話がたくさん録音されていました。

(当時、携帯はまだない)

 

「やぐらさんがいなくなって店の雰囲気が変わった」

「いま、とにかくやりづらい」

 

こんな感じです。

 

自分が辞めた後、もう一つの店の店長がスライドして新しく店長をしているようでした。

でも、もう直接関係ないのでそのままにしておきました。

 

たまに家にいたとき電話がかかってきて直接話してみましたら、かつてのバイトたちからの「悲痛の叫び」が相変わらず続いています。

 

このときの自分の感情を正直に言うと

(自分がいるときになぜ助けてくれなかったのか?)

(状況が変わってから人に助けを求めるのは違う気がする)

ということ。

 

おそらく、彼らの言うとおりにこちらがなにかしら助けてやれば、感謝されるのかもしれません。

しかし、そういうことをしてやってまたその人達にとって「平穏な日々」がもどるとまた

(やぐらが特にいなくても・・・)

となります。

 

その人に対する感情は、基本的には状況がどうであれ変わらないはずです。

 

いなくなってから評価しだすのは、フェアじゃない気がします。

 

 

 

その後、自分はそのコンビニの本部の管理職からの依頼で、いくつかの店の応援に入りました。

当時は、どの店でも欠員が多かったのです。

 

自分に対する仕事の評価としては、どこの店でも「こんなに仕事する人は初めて見た」と言われました。

 

逆に言うと

「おっ。この店すげー」

と自分が思う店は「ゼロ」だったということです。

 

とある店に深夜勤務で入ったときに、ちょっと怪しい感じがしたので、「さきいか」とかの珍味コーナーをひっくり返してみましたら、「賞味期限から6ヶ月経過してるもの」とか出てきまして、

 

全ての在庫をチェックすると、珍味コーナーの店内の在庫の3分の2がアウト、ということもありました。

 

(日付が新しいものを前に突っ込むため)

 

通常であれば、廃棄の登録をすれば捨てています。

 

しかし、あまりに量が多いので朝まで保留にして、引き継ぎの人に説明してからにしようと思いました。

 

次の日の朝、店長らしき人が出勤して事情を説明したときの顔が未だに忘れられません。

「こんなに賞味期限切れがあるのか」

というのと

 

自分に対する

「(なんじゃこいつは?)」

という表情です。

 

(あとで、本部の人から『この間応援に来た人は何者なんですか?』とその店長が言っていた、と実際に聞いている)

 

6ヶ月くらい、その本部の人からの要請を受けていろんな店舗に行くという、所属未定のフリーのコンビニ店員みたいた妙なことをしておりました。

 

ただ、精神的にはストレスがたまっていた、というのが正直なところ。

いろんな店で「ちゃんとしてあげよう」というつもりで仕事していましたけれど、どうも「姑が嫁にいちゃもんをつけてる」ように感じている人もいまして、

(純粋にありがとうと言ってはもらえないんだなあ)

と、思っておりました。

 

心理学的に言うと

「自己承認欲求の強い状態」

です。

 

もっというと

「自己承認欲求をこじらせた人」

です。

 

自分のことをなんとか認めてもらいたいのです。

 

コンビニ時代、ボロボロになりながらもやっていたのは

「頑張ってるね」

の一言が欲しかっただけのような気がします。

 

振り返るとこの考え方も

ブラック企業に入りやすい考え方」

です。

 

コンビニ時代はこれで終了。

 

この時点での考え方、感情をまとめますと

 

・会社にはいい人ばかりいるわけではない 

・変な人に絡まれるよりは、むしろ無視されるくらいがいい 

 

・120時間(24時間×5日間)連続勤務を経験した 

・仕事的に正しいことをしたとしても、自分が評価されるとは限らない

 

・さらに、過酷な勤務時間を経験した。 ← NEW

・自分を認めてもらいたかった。 ← NEW

・お金は、頑張りさえすればそこそこ稼げる ← NEW

 

前回書きました

「自分の中に『間違った』自信のようなものが芽生える」

「自分の中の最低基準がどんどん下がる」

という意味がおわかりかと思います。

 

続いて、パチンコ屋、不動産営業と続きまして、さらに『自分の中の最低基準』が下ります。

 

 

 また心理的

「自分を認めてもらいたかった」

ということが、地獄への第一歩になります。

 

つづく

 

 

 前回はこちら

gogojuggler1969.hatenablog.com

 

 続きはこちら

 

gogojuggler1969.hatenablog.com

 

 

 

ブラック企業に入社してしまうプロセスを考えてみた。

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ブラック企業に入社してしまうプロセスを考えてみた。

こんにちは やぐらです。

 

今回はこちら

 

zanreko.com

 

 

ブラック企業のお話です。

 

この「残業証拠レコーダー」という名前は、サイトの名称だけなのかと思いましたら、そういう「アプリ」があるんですね。

 

俗にいう「未払い賃金」の証拠をとっておこう、というものです。

「未払い賃金」も弁護士を通すとかなりの確率で取り返せるようです。

 

なんとなく「借金の過払い請求」の次に流行りそうな気配もあります。

 

もともとは、雇い主側がちゃんとしてればいいだけの話なので、こういうことはガンガンやってほしいですね。

 

で、このサイトの別のページにある「ブラック企業エピソード」がまたすごいものがあります。

 

ブラック企業エピソード募集 | ランキング | 残業証拠レコーダー

 

どれもこれも「本当にひどい」ですね。

個人的には、自分の経験が「フラッシュバック」してしまうので、この手の話はホントに「少しだけ」しか読みません。

今回、このはてなブログの記事を書くにあたり、ブラック企業の記事を「少しだけ」読んでみて改めて気づいたことがありました。

 

それは、ブラック企業のほうがいろいろ悪いのは当然としても、そういう会社に吸い込まれるように入社してしまう人がいるのもまた事実であること。

 

そして、ブラック企業勤務を1度経験すると

「自分の中に『間違った』自信のようなものが芽生える」

「自分の中の最低基準がどんどん下がる」

ということ。

 

これが、さらなる悲劇を呼んでいるような気がします。

 

どういうことなのか?

自分の経験をもとに時系列で説明していきます。

 

 

自分はまず高校卒業の半年後に、6ヶ月間の期間契約の仕事に就きます。

住まいはこの職場の寮でした。

 

給料、休日ほか労働基準法的には問題なかったです。

 

勤務場所が「成田空港内」でしたので、

 

「中学校の辞書一つで英語を話せるようになった人がいる」

(職場は外人旅行客だらけなので、会話の機会が多いため)

とか

 

「CAはさすがに無理だけと、航空会社の地上勤務女子社員と仲良くなれる」

(実際に付き合っている人はいた)

とか

 

いい話(?)も時々聞こえてきた職場でした。

仕事的には、特に問題はなかったはずです。

 

ただし、直接の業務内容以外のところで大問題がありました。

「人間関係」です。

 

もっというと

「変なやつに公私共に絡まれ続けた」

のです。

 

このとき寮の隣の部屋に住んでいた「元ヤンキー」がとってもめんどくさい人でした。

 

「自分が休日に予定を入れてると『ガチギレ』する」

「自分の予定無視で休日に連れ回される」

「『金貸せ』とちょいちょい言ってくる」

潔癖症らしく何かとめんどくさい」

 

と、こんな感じです。

 

しまいには自分の部屋に勝手に上がって、(2人1部屋なので、相方がいると鍵をかけないため)自分の貯金通帳を見つけ出して眺めていたのを見たときは

(さすがに逃げよう・・・)

と思いまして、6ヶ月間の契約終了を待たずにこの会社をやめました。

 

 

プライバシーへの踏み込み方が、そのときの19年間の人生で初めて遭遇したパターンでした。

 

というわけで

 

この職場でのトラウマ:

・会社にはいい人ばかりいるわけではない ← NEW

・変な人に絡まれるよりは、むしろ無視されるくらいがいい ← NEW

 

 

 

 

その後、一度田舎に帰り、2ヶ月後に東京に出ました。

特に職種の希望はなかったのですが、その時、某劇団員のオーディションを受ける予定だったために、とりあえず「(深)夜勤」「なるべく高給」「休日を取りやすいところ」という条件を考えた結果、某警備会社にバイトで入りました、

工事現場で赤い旗とか、棒とか振ってるあの仕事です。

 

仕事に入りたての頃は、いろいろ怒られたりもしましたが、1ヶ月もするとだいぶ慣れてきました。

ここの会社のシステムとして、ひとりひとりの仕事が確保されているわけではなく、日勤だと前日に、夜勤だと当日昼までに、「勤務が可能」という連絡をくれた人に派遣先の現場を伝える、ということになっておりました。

(天候に左右されたりするので)

 

自分は、とりあえずは「勤務が可能」と伝えておけば、ほぼ現場に行くことができましたので、給料も割と安定していました。

 

後に内勤をやるようになってわかったのですが、「評判の悪い人」は現場監督から「(個人の名前)だけは絶対によこすな」という逆指名があったりしまして、仕事につけない人も実際に数名います。

 

ということは、自分はいちおう「評判の悪い人」ではなかったんだろうなあ~と思いました。

 

そして、この会社で働いて3ヶ月したころに、次の勤務の希望を聞きましたら、「とりあえず次は会社に来てくれ」となりました。

(なにかやらかしたかも?)

と、おそるおそる会社に行きましたら、その日は書類の処理の手伝いとか、簡単な電話番とかをさせられました。

勤務時間が終わる頃、次の勤務を聞きましたら

「明日も会社に来てくれ」

とのことでした。

 

次の日も同じように書類の処理と電話番をしまして勤務時間が終了。

 

そしてまた次の勤務場所を聞いたとき、

「明日は休んでいいから、その次も会社に来てくれ」

とのこと。

 

自分は外の勤務から、内勤にされていたのでした。

 

内勤になってからは、「仕事としての厳しさ」はありましたが、前回の職場のような「プライバシーへの踏み込み方が変な人」ということもなく、人間関係も割と良好でした。

 

そして、いま振り返ると自分の心の中にしっかりと残っている出来事がおこります。

 

ある日、部長から

「やぐら、今日から書類が完成するまで帰れないからな」

と言われました。

 

(終われば帰れるんでしょ)

と、思ったのですが・・・

 

その書類の量が膨大なのです。

電話番とかをしなくていいと言われて、その書類をひたすら書き続けて、解放されたのが5日後でした。

 

自分一人ではなくのべ20人位でやっていたはずです。

それにしても量があまりに多すぎる。

 

部長の監視のもと、それこそ24時間ぶっ続けで書き続けました。

部長はなんだかんだで時々消えていましたけれど、こちらは消えようがないです。

自分の記憶では、5日間で2時間しか寝なかったと思います。

 

ただ、人間としておかしな気がするので、ところどころ寝落ちしていたと思われます。

 

そして、書類が完成したところで事務所のベッドで16時間ほど寝て、起きたとき何日の何時かもよくわからないまま、「あ、電車がある」ということで自分のアパートに帰宅。

そこから18時間寝まして、起きたときようやく眠気がとれて食事をしたのですが、4時間ほどでまた眠くなり、8時間ほど睡眠。

次に起きたときにようやく眠気もなくなりました。

(体はすぐに動かなかった)

 

会社に連絡すると

「もう1日休んでいい。その次の日に出勤してくれ」

ということでした。

 

このときの給料は、連続勤務にするといろいろあるので、実際の勤務時間と支給額に合うように、書類上の勤務時間や出勤日を調整したので、いわゆる「未払い賃金」はなかったです。

労働基準法的には、違法でしょうね・・・)

 

 

 

この会社は、基本的にはいい人が多かったのですが、さすがに全員ということはないので、仕事のやり方で対立する人も「ぼちぼち」いました。

 

自分の仕事に対する評価があまりにひどい人と、仕事の進め方で大喧嘩してその会社はやめることとなりました。

約30年前の話で当時はバブル絶頂期です。

とにかく人が足りなくて、現場に必要な人員が20名足りない

という状態がザラで、欠員が埋まらずに現場の監督からのクレーム処理もなかなか大変だった、という思い出があります。

 

そのとき自分は、現場に人員を配置する仕事をしておりました。

現場に行く人間は取り合いになるので、現場の仕事を取ってきているある営業の人から

「自分の現場は絶対欠員を出すな」

と、かなりうるさく言われていました。

 

で、ちょっと気になったので、いろいろ統計を取ってみると

営業担当と必要な人数、配置の具合が

 

営業課長A 必要人員20名、欠員10名

営業係長B 必要人員40名、欠員0名

営業社員C 必要人員10名、欠員2名

 

こんな感じで、なんか偏ってる感じがしたのです。

 

営業課長Aさんが欠員のクレームでひたすら謝っているのは知ってましたし、そのことで特に自分に文句を言う人ではありませんでした。

 

営業社員のCくんも、勤続年数もまだ短くて、なにか言いたそうでしたが、「そういう立場でもないので」という感じでした。

 

で、営業係長のBさん。

営業成績はいいので、なにかと強気なことを言う人でした。

 

人員の配置にも細かく注文をつけてきます。

自分も最初は従っていましたが、だんだん「なんか違う気がする」と思うようになり、完全に自分の考えで人員の配置をしていたら、ある日営業係長がブチ切れてきました。

 

係長B「おめえ、人つけろって言ってるだろう」

やぐら「いないもんはしょうがないでしょ」

 

 こちらは人員をどうにかするために、大学生を口説いて学校を休ませてまで、配置につけたりとかいろいろやっているのです。

 

や「なぜ、A課長の現場はあんなに人をつけないわけ?」

B「黙っておれの現場に人つけてればそれでいいんだよ」

や「クレームの電話とるの俺なんだけど」

B「なんだこのやろう」

 

不穏な空気を感じて、支社長が「わかったからあとは俺に言ってこい」と止めに入ってその場は収まりました。

 

その後、営業のCくんが

「みんな思ってたけど、実際にああいうことを口に出す人は初めて見た」

と言われたのが印象的でした。

 

その1件があってから、どうも内勤の仕事もめんどくさくなり、お金も少々もっていたのて、仕事を休んで遊んでいました。

 

正確にはきっちり退職の手続きをした記憶がないまま、この会社にはその後行くことはなかったわけです。

 

この会社で得たこと

・120時間(24時間×5日間)連続勤務を経験した ← NEW

(おそらく途中でトータル何時間か寝落ちしてるはずですが)

・自分が仕事的に正しいことをしたとしても、自分が評価されるとは限らない ← NEW

 

 

 

最初の方で書きましたが

 

「自分の中に『間違った』自信のようなものが芽生える」

「自分の中の最低基準がどんどん下がる」

 

というのは、

 

「自分の中に『間違った』自信のようなものが芽生える」

→ 120時間(24時間×5日間)連続勤務を経験した

 

このくらいやれた、という意味。

 

「自分の中の最低基準がどんどん下がる」

→ 比較対象の基準みたいなこと

 

この先「あの時のあの職場に比べればまだまし」

というのがたびたび登場します。

 

この時点までの仕事、会社選びに関する考え方や、自分の中に蓄積されているものは

 

・会社にはいい人ばかりいるわけではない 

・変な人に絡まれるよりは、むしろ無視されるくらいがいい 

 

・120時間(24時間×5日間)連続勤務を経験した 

・仕事的に正しいことをしたとしても、自分が評価されるとは限らない 

 

 

となります。 

 

このことをふまえつつ、次は「コンビニ」で働くことになります。

 

つづく。

 

 

 

 

「嫉妬(ジェラシー)」について思い出してみた。

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こんにちは やぐらです。

 

今回はこちら

 

 

言葉って不思議だと思いませんか?―その

言葉って不思議だと思いませんか?―その"言葉"を使うときの人間の心理

 

 

最近、あらためて「日本語」を勉強しております。

ブログやらなんやら文字情報オンリーの場合、(画像とか動画もありますけど)当然情報を伝えるのは「文字」「言葉」「文章」のみですからね。

 

文字オンリーの場合は、それこそ「単語」「言葉」の意味や、文章の組み立て方が、そのままストレートに伝わってきますので、特に変な文章、わかりにくい文章なんかだと、読んでいてホントに何を言いたいのかわからないときがあります。

(自分に対する反省を含む)

 

会話だとその時の状況とか、話す人の話し方、声のトーン、表情その他の情報から、会話の内容が「ほんと」「うそ」「信用できる」「なんか怪しい」とか会話の真相みたいなところを感じ取れるはずです。

 

言葉の意味と表情が同じならば、特に問題なし。

ただこれが違う場合、例えば、うれしくなさそうに「うれしい」と言われても、おそらく優先するのは表情の方ではないかと思われます。

 

そんなわけで今回の本です。

テーマは「ある言葉を使うのは、特定の心理状態を表しているから」というもの。

言葉の意味以上にその言葉を使う人の心理状態をあらわしている、と著者はおっしゃっているわけです。

 

最初、本の帯を見たときは「もしかしてポエム?」と思いましたが、ちゃんとした(?)心理学をベースにしたものでした。

(著者の肩書も心理学者となっております。)

 

いくつかの言葉を取り上げていて、その言葉を使うときのシチュエーションとその心理状態が書かれています。

 

例えば、「人間関係」という言葉

実際に「人間関係」が良好のときは、「人間関係」ということばが使われることはほとんどなく、「人間関係」が良好でないときに使われる言葉、だそうです。

 

言われてみればそうですね~

 

関わりのある人が思うように動いてくれなくて・・・

 

たしかに動かないんですよね~

(ただ他人から自分がそう思われている可能性はある)

 

 

こんな感じで全部で33の言葉について書かれています。

(最後に記載してあります)

 

 

詳細は本を読んでいただくとして、自分のなかで一番心に刺さったのは「嫉妬」の解説です。

 

「嫉妬」

頻出するシチュエーション:

抱いていた優越感が消えゆくとき

 

いや~もうそのまんまです。

「優越感」ってある意味「プライド」に関わるところですから、いろいろこじらせるとめんどくさいことになりますね・・・

 

同時に何をしでかすかわからない言葉のNo.1でもあります。嫉妬を感じたとたんに、その人の不幸を期待してしまうものだからです。

 

はい、そのとおりです。

(死ねばいいのに)

と思ったことは、正直何回かあります。

(以下、自粛)

 

その他の言葉は、ぜひこの本を読んでみてください。

 

 

そして、この本を読んで思うことは、文章を書くときに使う言葉ひとつ変わるだけで、文章全体の印象が大きく変わる可能性がある、ということですね。

 

面白い小説は、ストーリーの構成もそうですが、使う単語がそのストーリーの流れにうまくはまっているからなんですね~

 

ということで改めて日本語を勉強するにあたりこちらも買ってみました。

 

 あえて小学生用にしました。それでも「約37000語収録」なので十分なはず。

 

 

 こちらも小学生用です。これは「やや老眼」になってきたので見やすいものを、ということです。

 

あと、なんとなくですが

最近いろんなことをインプットしたせいか記事を書くのが速くなった気がします。

(文章がうまいかどうかはまた別の話)

死ぬまで勉強ですね。

 

では。

 

 

引用は全て

「言葉って不思議だと思いませんか?―その"言葉"を使うときの人間の心理」

より

 

収録語

  1. 信じる
  2. 許す
  3. できない
  4. 思うけど言えない
  5. わかった
  6. 考えとく
  7. 勝手にしろ
  8. 純愛
  9. 恋心
  10. 心変わり
  11. 運命
  12. 人間関係
  13. トラブル
  14. 嫉妬
  15. 依怙贔屓
  16. 知ったかぶり
  17. ここだけの話
  18. 悪口
  19. 褒める
  20. 感謝
  21. 傷ついた
  22. 続かなかった
  23. やる気が出ない
  24. 決められない
  25. だってしかたがない
  26. 私なんて
  27. がんばる
  28. 自尊心
  29. 情熱
  30. 希望
  31. 幸せ
  32. 自由

「トップに出てくる記事」はトップに出てくる理由がある、というお話

こんにちは やぐらです。

 

最近「スマニュー砲」を受けまして、

そのときは、ありがたいことにアクセスを大量に受けました。

それ以後、「スマートニュース」に掲載されている記事をたくさん読むようにしてますが、どれもほんとに「面白い記事」ばかりです。

 

こういう記事を書けるようになりたいな~

ということと

この記事を読んだ感想など、

ちょっと言いたいことがありまして、

という意味も込めてこちらの記事を選んでみました。

 

今回はこちら


anond.hatelabo.jp

 

ネタバレ問題であります。

 

 

 

記事のあらすじは、

4歳の子供がウルトラマンに興味を持ち始めたので、「初代ウルトラマン」を見せていました。

ある時「最後にゼットンに負けるんだよね」と言い出したので、何で知ってるのか?と聞くと「パパが教えてくれた」とのこと。

そこでパパに「何であらすじをを教えるのか?」と言ったら、パパは特に悪びれた様子もないので、ちょっとイカッてる。

みなさんどう思います?

という内容です。

 

 

自分がこの記事を読んだ第1感は、

「4歳の子供に初代ウルトラマンは難しいのでは?」

ということ。

 

初代ウルトラマンは、初回放送が昭和41年(1966年)です。

自分は昭和44年生まれですが、ウルトラシリーズはリアルタイムでは見た記憶がありません。

 

子供のころ朝の情報番組とかなくて、朝6時からウルトラシリーズの再放送をたくさんやっていました。

ウルトラマンエース」以降は記憶にありますが、時々ウルトラマンが死ぬ回があるので、朝ウルトラマンタロウが死んたのを見てから、テンションだだ下がりで学校に行った覚えがあります。

 

ウルトラマンタロウ」第18話

「ゾフィが死んだ!タロウも死んだ!」

ゾフィーの頭が燃える!

 怪獣が怪獣を食べちゃう。

 そのシーンがまたなかなか・・・

 (以下自粛))

 

その後大人になってから、初代ウルトラマンからほぼ全て見てみましたが、社会風刺や哲学的な話があるので、大人でもちょっときついときがあります。

 

(「魔法使いサリー」とかにも道徳的、哲学的な回があるので、当時としてはこれが普通だったのかも)

 

無抵抗な怪獣をかばう子供から、むりやり怪獣を引き離して殺す話や

ウルトラセブンでは「再放送不可」の欠番(第12話)があります。

被爆に関する表現が問題になった、といわれる)

(以後、書物などからもなかったことにされる)

 

 

もうすぐ50歳になる自分からすれば、こういうストーリーを子供に見せるのは、教育上どうなんだと聞かれれば

「条件付きで『あり』」

と答えます。

 

条件というのは、「親が子供をフォローできる場合に限り」です。

 

先程の「無抵抗の怪獣を殺す」という話などは、

「無抵抗だから殺さない」

「怪獣なのだから殺す」

という価値観がぶつかるところを問題提起しているんだと思います。

 

子供がこれを見てどう思うかは、自由です。

ただ、親が

「なぜそう思ったのか?」

というところと

「こんな考え方もあるよ」

というところは、教えて行く必要があります。

 

ということで、

4歳の子供に「初代ウルトラマン」を見せるのは

「ちょっと早いのでは?」

というのが自分の結論であります。

(記事中にも『子供が怖がって見なくなった』、と記しています)

 

 

そして、ネタバレの件。

 

これから見ようとする人に、結末を言うのはさすがに控えたほうがいいでしょう。

ある程度のあらすじ(設定など)は、CMなんかでも出ているので問題はないはずです。

 

 

ただ、出展はわすれましたが、

「ネタバレ」

は、するしないでその作品に対する興味が変わるのか?

という心理学の研究みたいなものがありました。

 

たしか結論は、

興味の度合いは、ネタバレに関係なくその作品を見る人の個性による

でした。

 

結末を言うのは、基本控えるべき。

ただ、ネタバレOKな人には、ネタバレしても大丈夫なこともある。

というのが無難でしょう。

 

個人的には、ネタバレはどちらでもよくて

「結論がわかっていたら見なかったのに・・・」

という作品も結構多いので、ケースバイケースです。

 

一度見て面白かった作品は、何回でも見るので、

(個人的には

 「犬神家の一族

 「バック・トゥ・ザ・フューチャー

 は、10回以上見た)

見ることにリスクが無いほうが自分に合ってるかもしれません。

 

さて、冒頭の話に戻りますと、

「いい記事」

というのは

その記事の直接の内容の面白さもそうですが、

「自分だったらこう思う」

というのを引き出させてくれるのが

いいでしょうね。

 

自分もこんな記事を書けるようにがんばります。

 

では。