とりあえずやってみた

とにかくやってから、考えます

メサイアコンプレックス:他人を助けなければならないという思い込み

 

 

こんにちは やぐらです。

 

今回は 「メサイアコンプレックス」 です。

 

日本語で言うと

「メサイア」 は、救世主

「コンプレックス」 は、みなさんご存知の通り。

 

「救世主妄想」 という言われ方をするようです。

 

これは、どんな状態なのかといえば、

「人のために何かをしよう」

「人を助けなければならない」

救世しようと深く思い込んでいること(人)です。

 

一見よさそうで、特に問題ないような気がしますが、

 

やっかいなのは、 何のために人を助けるのか?

⇒ 自分を認めてもらうため

という考え方をしているからです。

 

他人が困ってるから助ける のではなくて

助けている自分を他人に認めてもらいたくて

(相手が助けを必要としていなくても)

そういう行動、言動をするのです。

 

ざっくり言うと、

「他人を助けてる俺すげー」

こんな感じですかね。

親切の押し売りのさらにめんどくさい感じ、

とイメージすればいいかもしれません。

 

 

 

 

どうしてこういう

考え方、行動、言動をするかといえば、

自分を認めてもらいたい という感情が、

強すぎるからです。

 

 

自分に対する評価が自分自身で低いのです。

この認めてもらいたい行動が、

他人に対する「救世」であれば、

「メサイアコンプレックス」

 

自分を傷つけて相手に心配させて、

自分を認めさせるのが

「ミュンヒハウゼン症候群」

 

他人(身内が多い)を傷つけて、

その介抱、看病することによって

自分を認めさせるのが、

「代理ミュンヒハウゼン症候群」

とよばれています。

 

どれもなかなかやっかいな状態です。

 

 

さて、 「メサイアコンプレックス」 ですが、

繰り返しますと、

 

まず、 自分自身強い劣等感や承認欲求がある。

この劣等感、承認欲求を満たすために

自分が救われたいという欲求がある。

 

その欲求を満たすために、

相手を助ける という行動、言動になる。

 

しかしこれは

相手のことを思っての行動ではないので、

押し付けがましく、

不釣合いな感謝や見返りを要求することもある。

 

さらには、

他者の欠点だけを論うことで

自己評価を下げさせて

共依存関係を作り出そうとします。

 

もし、自分または他人が

「メサイアコンプレックス」

の可能性があるならば、

これは、自己評価の低い状態が考えられるので、

じっくりと、

「自分を肯定してみる」

「自分を認める」

そして、

「自分自身を助ける、救う」

ということに取り組んでみましょう。

 

この回終了 では。