「メンバー」という言葉から受ける印象について考えてみた。
こんにちは やぐらです。
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某芸能事務所の某タレントが未成年女性とお酒を飲んでいた、ということで番組休養なんかになっております。
で、ここの芸能事務所関係のニュースが出るたびに思うのは、他の事件関係と「なんとなく」違うことです。
とくに違うのは「肩書き・呼び方」のところですね。
で、この呼び方・肩書きですが、報道各社の決まりごとがありまして「山口メンバー」は実は呼び方としては「正解」なんですね。
(間違ってはいない、という意味)
おかしい印象を与えてしまっているのは、その前にあった「某稲垣メンバー」と「某草薙メンバー」のことがあるからです。
「某稲垣メンバー」は道路交通法違反、公務執行妨害、傷害罪で、「某草薙メンバー」は公然わいせつ罪で逮捕されているので、呼称は「容疑者」になるはずです。
ただ、その後釈放されているので、そうなった時点で「さん」付けすればいいと思うんですが、なぜかずっと「メンバー」が付いてしまいました。
当時活字媒体はほぼ「容疑者」表記していたらしいですが、テレビはずっと「メンバー」っていってましたね。
しかも、他の芸能人で似たようなことがあった場合に「メンバー」表記はされないのでそのときの不自然さの印象が強いので、「メンバー」という呼ばれ方をすると、なんかの隠語みたいになってしまっているような気がします。
(「某司会者」というのもありましたが、逮捕はされていないのでこれはOK?)
報道各社の呼称は厳密ではないですが、どの会社もほぼ同じになっています。
刑事手続きの進み具合によって呼び方が変わりまして
「容疑者」
逮捕または指名手配された場合の呼称
「被告」
起訴された後から判決が出るまで
「受刑者」「服役囚」「死刑囚」
刑が確定した後
となってまして
逮捕されないで書類送検だけの場合は、「容疑者」を使わないようにしていて、
「会社員の男」など、職業や肩書きで報道して原則匿名なんだそうです。
ただ、「某メンバー」を「アイドルの男(46)」と職業で報道しても匿名性はあまりないので、実名報道してさらに「メンバー」をつけたのではないか、
という解説が多いですね。
前に何かのときに書きましたけれど、人間がなんとなく感じる「違和感」をあまり軽く考えないほうがいいのではないかと思います。
有名人になると、いろいろうっとうしいこともあるとは思いますが、本当に悪くないなら、そう主張すればいいだけのことです。
広辞苑なんかで「メンバー」という単語の意味に、あたらしい解釈が載らないように祈るばかりです。
では。