とりあえずやってみた

とにかくやってから、考えます

「食レポ」も、「文章・単語」や「属性」を分解すれば、簡単に書けるようになる。

 

 

 

 「食レポ」は難易度が高いのか?

 

こんにちは やぐらです。

 

あなたは、ブログの記事は書けていますか?

 

今回は、「ひたすら分解する」ことで、ブログ記事を書く方法を紹介します。

 

「分解する」というのは、ちょっと専門的に言うと「要素分解」と言われていまして、「属性」「特徴」などの、考えられる限りの要素を、ひたすら「分解する」という意味になります。

 

「食レポ」の表現は、あくまでも書いた人の主観なので、実際の味については、他人には伝わりにくいとされています。

ですが、この「要素分解」を使えば、記事を読んでくれた人に可能な限りのイメージを持ってもらえることができるはずです。

 

では、順を追って説明します。

 

内容

 

 

文章を単語に分ける

例:

「A店のラーメンを食べておいしかった。」

 

食レポ、レビューなんかでこれだけしか書いてなかったら、あなたはどう思いますか?

 

正直、感想は「はぁ」くらいしか出てこないのではないでしょうか。

 

 

これだと、さすがにアバウトすぎるので、記事を書くために必要な「要素」を考えます。

 

 

まず、先程の文章を、単語で「分解」します。

 

「A店」

「ラーメン」

「食べて」

「おいしかった」

 

これらについて、考えられる限りの「要素分解」をしてみましょう。

 

「A店」

・住所

・店までの経路

・立地、環境の雰囲気

  幹線通り沿い

  住宅街

  商店街

  競合店多い

  ぽつんと1件だけ

 

・経営形態

  個人店、チェーン店

・接客の雰囲気

  丁寧

  アットホーム

  ぶっきらぼう

  頑固親父

・従業員数

 

・営業時間

・混雑具合

・店休日

 

・メニュー

・店内の規模

  テーブル席数

  カウンター席数

 

・A店に入った理由

  常連

  いったことはないけど知っていた

  雑誌、テレビで見た

  たまたま

  通りがかり

  知り合いに連れられて

 

「ラーメン」

ラーメンの種類

値段

注文から、出てくるまでの時間

麺以外の具材

サイドメニュー

替え玉の有無

 

「食べて」

食べる順番

(人によってどこから食べるか、順番が違うこともあるので)

 

「おいしかった」

実際のところは、どうしても個人の主観になるので、基本的には、自由でいいと思います。

 

ただ、今回「分解」というテーマなので、味の表現も「分解して」細かい表現で書いておきたいところです。

 

書くべき要素として

 

ラーメンの 

・見た目

・香り

・温度

・味

・食感

・後味

・のどごし

 

(この並び順は、人間が感じる順番、とされている)

 

などです。

 

作家くらい語彙力があれば、表現に困らないのですが、そうではない一般人のために、味を表現するための「辞典」のようなものが、存在しますので、そちらを利用しましょう。

 

 

 

表現の参考例

 

 

香り・風味の表現

 

「酢」などで有名な「ミツカン」が研究している、香り、風味の属性と表現の相関図のようなものです。

 

www.mizkan.co.jp

 

 

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食感の表現

 

日本語テクスチャー用語の体系化と官能評価への利用

(日本調理科学会)

 

 

 こんな感じ。(一部)

右にある用語例は、トータルで400語以上あります。

 

 

後味の表現

 

実は「コク」と「キレ」には、ちゃんとした定義があります。

 

「コク」

ざっくりいうと「色んな味がする」という事。

基本5味と呼ばれる甘味、旨味、苦味、塩味、酸味がバランスよく感じられると『コクがある』といわれる。

 

「キレ」

「後味がどれだけ尾を引くか」という事。味がスッと後を引かずに消えるようであれば『キレがある』とされる。

センサーで測ると、数値化も可能。

 

 これをふまえて、ラーメンやスープの味については、基本5味(甘味、旨味、苦味、塩味、酸味)と、そのバランスを。

 

それと、後味の残り方(キレ)を表現するといいでしょう。

 

 

 

 

記事の構成例

 

そして、記事の構成は下記を参考にしました。

 

食べ物のおいしさを表すことばに関する研究

(松尾章子氏の論文より)

(クリックすると、PDFがダウンロードされます)

 

 

以上から、「A店のラーメンの食レポ」の構成の例は、時系列に沿って書いたとすると、このような感じになるかと思います。

 

(h2)A店のラーメンを知った経緯

(h2)A店に行ったときの状況

(h2)A店の店構えの表現

(h2)A店内の概要

(h2)従業員の印象

(h2)注文してから、出てくるまで

(h2)ラーメンの表現

 (h3)見た目

 (h3)香り

 (h3)温度

 (h3)味

 (h3)食感

 (h3)後味

 (h3)のどごし

(h2)個人的評価

(h2)まとめ

(h2)A店基本情報

 

また、前置きを後回しにして、すぐに味の感想にしてもいいでしょう。

 

 

この流れに沿っていけば、「お取り寄せ」などにも応用できるはずです。

 

ぜひ、チャレンジしてみてください。

 

今回は以上です。

 

ありがとうございました。