とりあえずやってみた

とにかくやってから、考えます

クソコンビニの新人「歓迎」飲み会

自分が東京から地元に帰ってきて某コンビニで働いたときの話。

 

その時の状況を簡単に説明しますと

・自分はそのコンビニの勤務期間は約8年

 (うち店長3年)

・そのコンビニは地元に進出して約2年

 (基本的に正社員以外の経験者はいなくて全員新人からのスタートの模様)

こんなところでした。

 

まず、面接の印象。

その時の店長は自分の履歴書を見て驚いていました。経験が8年ある人が来るとは思わなかった、と言われました。ただ、なんとなく「引き気味」だったのが気になったところ。

 

 

 

さて、勤務初日。

納品されたものを並べるのは特に問題ないのですが、端末・レジ関係がかなり進化していて(そのときブランクが5年くらいあった)覚えるのには少し苦労しました。

 

ある意味全力では仕事ぜずに様子を見ながら、という勤務初日でした。というのもこの店の人間が自分のことについてどういう印象を抱いているか?を確認してからどういうふうに仕事をするかを決めようと思っていたからです。

 

何を基準に「どういう印象を抱いているか?」を判断できるか?というのは経験上はっきりしています。それは「ある言葉」です。それが出るか出ないか?それだけです。

 

そして、勤務初日にその言葉が発せられてしまいました。

「どういう経験があるか知らないが、うちにはうちのやり方があるんで」

 

自分はそのコンビニの正社員ではなかったですが、一時期エリアを担当している正社員から依頼されて、「だめな店」の立て直し的なことをしていました。「だめな店」は本部のマニュアル通りに作業をしていないことが多く、特に顕著に出るのは「商品の賞味期限の管理が甘い」のです。ひどいところは「珍味」「調味料」の賞味期限が切れてる店があります。だめな店員は納品されたものを前から突っ込むのでお客さん的には賞味期限切れの商品を掴まされることはほとんどありませんが、棚の商品を全部ひっくり返すと、在庫30個のうち25個がアウト、という店もありました。

 

このことを「やんわり」伝えると、ほとんどの店員が「嫌な顔」をします。要はめんどくさいのです。そして返ってくる言葉は「そういうやり方は聞いてない」です。百歩譲ってちゃんとした指導をされてないとしたら、その人の責任を追求するのも可愛そうなところではありますが、当然ほっといていいことではありません。

 

そんな「だめな店」をいくつか経験すると「だめなパターン」というのが蓄積されていきます。自分的にはそのだめなパターンが出る店は「だめな店」と一律に判断しています。

 

今回の地元の某コンビニの場合、仕事の業務的にはマニュアルに準拠してそうな雰囲気がありましたが、従業員が全員若いこともあり「仲間内ルール」のようなことがありそう、という印象を持ちました。「うちのやり方がある」「やり方が違う」ということを言ってきた従業員がいる店のパターンも経験がありますので、このあとの成り行きもある程度想像できていました。

 

ちなみに経験者を本当に歓迎しているところは、素直に入店(社)を喜んでくれます。

「任せるんで好きにやってください」

と言ってきた店長もいました。ある店長からは「何ヶ月ぶりに何も気にせず寝れた」と言われたこともあります。(休日でも店から仕事関係の電話が頻繁にあるらしい)

 

再度確認しておきますが、ここの店の従業員間では「この人は経験はあるけど好きにはやらせない」という態度が間違いなくありました。

 

 

そんな違和感を抱きつつ、勤務してから1週間が過ぎようとしたころ、自分以外の従業員間で「ひそひそ話」が多くなってる印象を受けるようになりました、特に自分と仲良くする風でもないのでスルーしていましたがどうも「飲み会」という単語が聞こえてきます。

 

となると起こり得ることはだだひとつ…

 

それは3日後に実行されました。

 

ある日の深夜、自分が出勤すると挨拶してきた人間がいました。

 

初めて見る顔なので新人さんか?と聞くと

「○○店の▲▲です」

「今日は応援でこの店にいけと言われました」

 

予想通りのことが起こりました。

 

コンビニは年中無休24時間営業なので基本的には全員参加の飲み会ができません。

そのことは店長時代に苦労したことでした。

 

仲間外れを作りたくなかったので、自分が取った方法は、当初は2会に分ける、という方法にしていましたが、分け方に色々問題がありそうだったので、本社の社員に頼んで、深夜勤務を2名借りて、一度だけ全員参加の飲み会を実現させたことがあります。

 

さて、自分が新たに勤務した店の飲み会は、このやり方が一番まずい方法と思われます。

 

まずは、自分を「この店の仲間ではない」という意思表示をしたこと。

そして自分が残された理由が

「経験もあるし誰か借りてくれば、できると思った」

というところ。

 

これは非常にまずい考え方です。

 

 

 

当初自分の経験を否定した態度を取ってきたのに、いざとなったら利用してやろう、という考え方は絶対にやってはいけません。自分に対する侮辱よりも、自分の職場が自分がサボってる間に、誰かが作業をやってくれることを受け入れてしまっている、というのがまずいのです。

 

もちろん社会は一人では回せないので、自分ができないことは誰かに頼るしかありませんが、「依頼する」と「おしつける」を混同してはいけません。

(分ける基準としては自分だったらその条件で働くかどうか?と考えればいいでしょう)

また、自分がなぜこうなるのかわかったかというと、別の店で同じことをされたからです。なので店長時代に「こういう気持ちになる人を出してはいけない」と思うようになったわけです。

 

それと、人間の行動パターンは何百種類もないので、なんだかんだで似た事例が発生します。職場の違和感も、過去の経験というセンサーが発していることがほとんどです。

 

クソみたいな職場は、クソみたいな人間が、クソみたいな考えで動くからそういう職場になるのです。

 

そんな職場に出くわしたら、まずは逃げることを考えましょう。

 

そしてその飲み会以後のお話です。

その後、自分は好条件の職場が見つかり、とっとと転職しました。

 

あとで聞いた話です。

「仕事を押し付ける予定だったのだが、逃げられた格好になった」

とその職場の人間たちが感じていた、そうです。

 

一部の人間には

「飲み会のやり方がまずかったのではないか?」

と思った人がいた、というのはせめてもの救いでしょうか。その人にはその人の人生で役立てていただければ、と思います。

 

CMみたいな言い方になりますが、人間は誰かの仕事で成り立っているのです。

上から目線とか選民思想(自分こそが選ばれた人間、と思うこと)みたいな考え方はやめましょう。

 

以上です。

 

 

 

 

 

なぜ、旦那はあんなにも気持ち悪いのか?

なぜ、旦那を「気持ち悪い」と思うのか?

youtubeバージョンです。動画を再生してみてください。)

 

あなたは結婚当初はラブラブでしたよね。しかし今は旦那を見るだけで気持ち悪い。 結婚後数年もすると、多くの妻たちが「自分の旦那が気持ち悪い」というようになります。

 

こうなることは必然なんでしょうか? なぜ、自分の旦那を気持ち悪いと思うようになるか? そして旦那の何が気持ち悪いのか? を、考えてみましょう。

 

旦那のここが気持ち悪い

 

具体例

 

不潔

 

油ギッシュ

フケ

歯を磨かない

 

不潔になる最大の理由は洗う頻度が少ないことです。 洗い過ぎはよくないですが、風呂に毎日入らない、朝、顔を洗わないなどです。

 

臭い

 

タバコ

加齢臭

ワキガ

 

こちらも基本的にはよく洗えばかなり改善されることです。 加齢臭は年をとれば仕方がないところですが、清潔にすればだいぶ違ってきます。

 

 

ゲップ

おなら

いびき

あくび

くちゃくちゃ

 

これは、デリカシーとかマナーの問題です。 旦那の人間性を問われるところではあります。

 

体の変化

 

だらしない体

体力がない

シワ

 

歳を取るにつれてどうしても目立ってくるところです。

 

 

変な性癖

 

ザコン

赤ちゃん言葉

 

ほとんどの人が受け入れ難い項目です 。

 

 

一緒にいる時間が長い

 

ここ最近の社会情勢もあって、旦那が自宅で過ごす時間が増えてきています。何日間も一日中顔を合わせているとどうしてもうんざりしてきます

 

浮気

論外です 。育児中に旦那が浮気すれば、離婚までほぼ一直線です。

 

なぜ、旦那が気持ち悪いのか?

理由は旦那に対するあなた自身の不満がたまりすぎているからです。 さきほど上げた旦那が気持ち悪いと思う具体例は、多くの人がたしかに気持ち悪いと答えるはずです。

しかし、たしかに「嫌だな」と思っても、「しょうがねえなあ」で許す人も実際にはいます。 その差はどこから来るかと言うと、妻側の旦那に対する不満の大きさが関係してきます。

旦那に対する不満が大きければ、具体例がなんであれ、旦那が気持ち悪いと思うのです。

 

不満の理由

生活態度

家事しない

育児しない

動かない

 

家事、育児に非協力的な旦那の場合、妻の負担がものすごい増えることになります。 そして、不満が大きくなるにつれ、旦那に対する負の感情が大きくなっていくのです。

 

妻自身の変化

もう一つ、出産直後におこる妻側の心身の変化も考えておきましょう これは、産後クライシスといわれています。クライシスは「危機」という意味です。

ベネッセ教育研究所の調査を紹介します。

「妻が夫を愛していると実感する」

妊娠期は74.3%なのに これが、0歳児期には45.5%まで下がります。 さらに2歳児期には、34%になります。 旦那に対する愛情が減少する原因は、妻の関心が赤ちゃんに向かっていくからではなく、出産育児に対する、旦那の関心の薄さ、理解のなさが原因となっています。

特に出産直後に旦那に対してムカつくことがあると、一生許さない、死ぬまで覚えてる、と言われます。 そういう感情の妻は、旦那に対していい感情を抱くはずがありません。 その感情の行き着く先が「旦那、きらい」よりも強い「旦那、気持ち悪い」になるのです。

 

旦那、気持ち悪いと思ったら

旦那、気持ち悪い、と思う感情は特別のものではありません。直接気持ち悪いことがある、というよりも旦那に対する不満がMAXになっている、ということです。

まずは、一旦「自分は旦那を気持ち悪いと思っている」という感情を受け入れましょう。 自分の感情に蓋をしてしまわないことです。

ただ、旦那、気持ち悪い、と思ったまま何年も同じ屋根の下で暮らすことは、精神衛生上よくありません。 自分はこの先どうしたいのかを考えましょう。

 

この先どうしたい

関係修復

対処法

時間がすぎるのを待つ

時間が立つだけで感情がおさまる可能性があります。 ことを荒立てると状況が悪化しそうなときは、なにもしないで待つことも有効な手段です

少し距離を置く

顔を見ると感情が先走るので、顔を合わさない時間を増やしましょう。 これも、時間が経てば状況が落ち着く可能性があります。

気分転換の時間を作る

これも旦那の顔を見る時間を減らすためです。 趣味や散歩、運動などがいいです。

直接伝える

手伝ってほしいことや、自分の体調がよろしくないときは、言葉で伝えてみましょう。察してもらえるのがベストですが、男性は女性心理を把握するのが苦手なので、何も言わないと、何も問題がないと思いがちです。 直接伝えると、それで初めて妻の感情に気づくかもしれません

物理的にニオイを消す

臭い系の対処法です。

柔軟剤を使う

食事を少し変える

古い服を新しくする

などです。

褒める

あまり褒められたことがない旦那だと効果があります。 男はプライドを損ねると、気分も損ねるので、時々褒めてあげましょう。 わかりやすい行動をとる男性がほとんどのはずです。

共同作業をする

料理、後片付け、洗濯物の取り込み、掃除など

一緒に巻き込んでしまえば妻の作業量が半分くらいになるはずです。 旦那としては「やり方がわからないからやらない」という単純な理由のケースが多いです。 基本的に旦那は言わないと動かない、と割り切ってお尻を叩きつつ動いてもらいましょう

 

離婚

もう気持ちが収まらず、一緒にいるのは無理 と思ってしまった場合です。 物事には限度があるので、妻の努力の甲斐もなく、離婚しか考えられない となったのであれば、それも選択肢の一つです ただ注意しないといけないのは、 「ただ気持ち悪い」だけでは離婚することは無理です。 浮気などの決定的証拠があればわかりやすいですが、単にお互いのすれ違いと判断されると、離婚理由としては弱いと判断される可能性があります。

また、「婚姻を継続しがたい、重大な理由」に、夜の性生活を拒否し続けるというのがあります。 妻側が拒否し続けた場合、離婚理由は妻にあるとされかねません。 セックスレスの場合は、注意しましょう。

離婚を決意したのなら早めに弁護士に相談するのが一番です。

 

まとめ

旦那を気持ち悪い、と思うようになったら妻側の夫婦生活の重大なピンチです。 旦那嫌い、よりも、深刻な状況です。 旦那に対する不満が限界に来ていると考えていいと思います。 旦那、気持ち悪い、と思う自分 にしっかり向き合っていきましょう。

 

 

★「スキーマ」と「ミルクボーイのコーンフレークネタ」のお話

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漫才を認知心理学から考えてみた

いまさらながらでありますが、2019年のM1グランプリは「ミルクボーイ」が優勝しました。(この記事は2020年3月に執筆)

自分は「ミルクボーイ」という漫才師をM1決勝当日の生放送で初めて名前を知りました。当然彼らの漫才そのものを初めて見たわけですが、1本目の「コーンフレーク」ネタは、自分史上でもかなり上位にくるおもしろい漫才でした。

 

それから年が開け、個人的には素人ながら認知心理学や言語学をかじり出したわけでして、そこで「スキーマ」という概念を知ります。この「スキーマ」をくわしく解説しているものを読んでいるときに(ミルクボーイのコーンフレークは、この概念を使うとよりわかりやすくなるのではないか?)と思い立ったわけであります。

 

まだ認知心理学の表面しか理解していませんが、今後のお勉強のためにいまのところ理解したところを記事に残すことにします。

 

スキーマとは?

 まず、「スキーマ」とはなにか?です。

最もあっさりした説明をすると「体験や知識が体制化されたもの」となります。

 

例えば「顔」を例にします。

顔にあるものといえば、目、鼻、口、・・・などです。そしてそのパーツの位置関係はある程度決まっています。また、他の要素としては肌の艶、しわの有無、それぞれのパーツの形などがあります。さらには20代女性の顔、60代女性の顔など、大まかな年齢別の顔のイメージなどもできるはずです。

 

このようなことを「顔」のスキーマ、という言い方をします。

もっと細かくなると

「目」についてのいろいろな要素(「目」のスキーマ)

「口」についてのいろいろな要素(「口」のスキーマ)

なども考えることができます。

 

では、この「スキーマ」の役割は何でしょうか?

 

AさんとBさんが会話しているとします。

A「最近Cさんの鼻の横にニキビができてさぁ~」

B「そうなの?」

Aさんは、Bさんが直接Cさんの顔を見ていないとしても、ある程度顔についてのイメージや言葉の意味は理解できているはず、という前提で話しています。

 

また、相手方のほうもAさんがどんな目的でこの会話を言い出したのか?本人が口にしなくてもある程度予想がつくこともあります。お互いの仲がいい関係なら今までの会話や行動などの前例やたくさんの共通認識があるため、そこからある程度の想像ができるためです。

 

これがもしBさんが

(顔ってなんだ?)

(横ってどっち?)

(ニキビって食べものだっけ?)

なんて思っていたりすると、とたんに会話が噛み合わなくなります。

 

Bさんから「横ってどっち?」なんて聞かれれば会話を成立させるために「横」の説明をしないといけません。

A「最近Cさんの鼻から向かって左耳の方に2センチくらいのところにニキビができてさぁ~」

なんてことまでいわないといけないかもしれません。

 

人間同士の会話がすんなり成立しているのは、かなりのことを省略しても相手方の知識などを利用することで、お互いの合意のある部分、共通している知識などの説明を省いているからです。もちろんお互いの知識が共通していない場合は、その部分の説明を省くと、とたんに何を言っているのかわからなくなってしまいます。

 

「スキーマ」のおおよその説明はこんなところです。

 

 

 

「ミルクボーイ」のコーンフレーク

 

M1決勝1本目のコーンフレークネタです。おかんが大好きな朝ごはんの名前を忘れます。そしてその特徴を言ってもらってそれが何かを考えていきます。

 

「それはコーンフレークやないか」

コーンフレークの特徴をいくつか挙げていきます。

 

・「甘くてカリカリしてて、牛乳とかかけて食べるやつや」

 

・「なんであんなに五角形の栄養バランスがでかいのかわからない」

⇨「あれは自分の得意な項目だけで勝負している」

「牛乳の栄養素を含んだ上での五角形になっている」

 

・「子供のころなぜかみんな憧れた」

⇨「コーンフレークとミロとフルーチェは憧れた」

 

・「パフェとかのかさ増しに使われている」

 

・「食べきるときに何に感謝したらいいかわからない」

⇨「生産者さんの顔が浮かばない」

「浮かんでくるのは腕組んでるトラの顔だけ」

 

 

 

 

 

「それはコーンフレークではないなぁ」

コーンフレークを否定する特徴を挙げていきます。否定しつつコーンフレークの特徴を自虐的に返答しています。

 

・「死ぬ前の最後のご飯もそれでいい」

⇨「コーンフレークはまだ寿命に余裕があるから食べてられる」

「コーンフレークも最後のご飯に任命されたら荷が重い」

 

・「晩御飯で出てきても全然いい」

⇨「晩飯でコーンフレークが出てきたらちゃぶ台ひっくり返す」

「まだ朝の寝ぼけてるときやから食べてられる」

「食べているうちに目が冷めてくるから最後にちょっとだけ残す」

 

・「お坊さんも修行のときに食べてる」

⇨「精進料理にカタカナのメニューは出てこない」

「朝から腹を満たしたいという煩悩の塊」

 

・「ジャンルでいうたら中華や」

⇨「回したとき全部飛び散る」

 

・「おかんが言うにはコーンフレークではない」

 

 

ネタの進行と順番は多少前後しますが、ほぼ全文を挙げてしまいました。

 

 

そこでこのネタを「スキーマ」をとりいれて考えてみます。

 

 

「自分」と「ミルクボーイ」の「コーンフレーク」スキーマ

 「スキーマ」は「体験や知識が体制化されたもの」ということなので、実は人それぞれにそれぞれのスキーマがあるはずです。

 

個人的には「コーンフレーク」は、人生の中でもほとんど食べていませんが、ある程度の知識や「コーンフレーク」にまつわる体験が多少ですがあります。小学校のときは朝食でコーンフレークをねだったこともあります。(実際には、食べてみて何度も食べたい気分にはならなかった)

自分の方にある「コーンフレークのスキーマ」と「ミルクボーイ」のネタがほぼ同じだったので、(そういうこともあったなあ)と笑えるわけです。もし、「コーンフレーク」をねだったことがなければ(コーンフレークとか食べたいって思うのか?)となる可能性もあります。

 

こうして改めてネタを見てみると「コーンフレークとはこういうもの」となっています。もっと考えれば、さらにたくさんの要素があるはずですが、ネタ用にいくつかをピックアップしたものでしょう。(あくまでも推測)

 

このネタの中の「ミルクボーイ」側の「コーンフレークのスキーマ」と自分側の「コーンフレークのスキーマ」がほぼ一緒でした。なので

(なんのことを言ってるのかよくわからない…)

という箇所はありませんでした。そのせいもあってこのネタが最初から最後まですんなり頭の中に入ってきた、ということと思われます。

 

まとめ

双方向同時に進行する会話にしても、片方から発信する文章にしても、「相手側のスキーマ」をイメージすることはとても大事なことになります。また、自分と相手のスキーマが100%一致することはないので、説明が必要となるところは必ず出現します。そのときにすんなり相手が理解できるように説明する手間を惜しんではいけないということになります。

 

今回はこんなところで。

 

 

★友よ、静かに瞑れ

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こんにちは やぐらです。

 

4年前にやめた職場で一緒だったひとと1年以上ぶりに会いました。挨拶もそこそこに即座に気になっていたことを聞いてみました。

「Kさんの具合はどうなの?」

Kさん(自分より3つ下の男性)は自分がその職場をやめたあと癌?(詳細は不明)になったらしく、精密検査をしたところ脳に腫瘍が発見されて、余命6ヶ月と診断された、と聞きました。それが3年前の秋頃です。その後放射線治療が奇跡的にうまくいったらしく脳の腫瘍はほぼ消えた、という続報を聞いていました。

今回会った人と前回会ったときには「Kさんはとりあえずすぐ死にそう、ということではないらしい」ということだったので、一安心はしていました。しかし、癌から脳に転移したとするなら、たとえ一時的に治ったとしてもいい方向には行かない気がしていたからです。それは、自分の父親も癌から脳に転移し、亡くなったのを知っているからです。

 

「Kさんは去年のゴールデンウィークのあたりに亡くなったよ」

「・・・」

 

回復が奇跡的なこともあり、万が一でも生きるのぞみがあれば・・・と思っていましたが・・・

 

これを聞いたのは今日の午前中のこと。

仕事は一応やるべきことはやってきましたが、なんとなく上の空でありました。

 

(今日はKさんを追悼しないと・・・)

 

 

 

Kさんとはよく話をしましたが、Kさんから見て自分は第2グループのような存在でした。自分では、もう40代後半なのに、仲間内でつるむのもどうなの?という感覚があり、Kさんのことは嫌いということは決してありませんが、べったり、と表現されるようなことは避けようと思っていました。それをKさんは感じていたかどうかは知りません。ただ、仲が悪くないとはいえ、お互いの連絡先とかLINE交換とかはしていませんでした。

 

自分が前の職場をやめたあとのある日、行きつけのガラガラのパチンコ店に行くとKさんがいました。

 

や「おー久しぶり」

K「もしかしたらいるんじゃないかと思ったけど、ほんとにいたよ」

 

彼はマイジャグラーを打っていました。

 

K「どうなの調子は?」

や「今年馬連で8万ってのをとったよ」

K「おー。80倍を1000円とかで?」

や「いや、798倍を100円で」

K「それはやるねえ」

 

自分がその職場をやめたとき、ほとんどの人に挨拶できませんでした。その職場の上司と喧嘩をし、気に食わないやつにはさんざん罵声を浴びせるとか、とにかく感情を抑えられない状態でした。おそらくその職場の人の99%から嫌われていたはずです。なにかいいたそうなやつには、「なんか文句あるなら俺より仕事してみろよ」と言っていました。仕事に関してはそのくらい自信があったからです。ただ、このやり方は当然殆どの人から拒絶されていた、とあとから聞きました。

 

K「しかし、競馬はあたらないねえ」

や「相変わらず3連単10点とかでしょう」

K「そう。3連単6点とかね。あたらないねえ」

や「相変わらずだねえ」

 

彼の競馬の買い方はとにかくハイリスク・ハイリターンなのです。

3連単5点だけ買って50万をとったこともあります。ただその年に3連単をとったのがそれだけだった、という噂も・・・

 

K「ところで、今仕事何してるの?」

や「まあ、ぼちぼちですよ。」

K「また、暴れてるの?」

や「いや、とてもおとなしいですよ」

 

彼と仲良くしてる人たちは自分のことを嫌いなはずです。自分は何度もその人達とぶつかってきたからです。それを知りつつもKさんは自分のことを悪くいうとか、皮肉みたいな言い方で批判してくるとか、そういうことをしない人でした。

 

台の上には2箱満タンのメダルがあります。

や「ところで、いくら使ったの?」

K「5000円」

や「じゃー+2万くらいだね」

 

ここでGOGOランプがペカりました。

 

K「そろそろ帰るからこれやっていいよ」

や「えっ?BIGだったら5000円だよ」

K「いいよ。おごるよ」

や「そう?では、遠慮なく」

 

Kさんはドル箱2箱持ってカウンターへいってしまいました。

 

自分はその台を打つと7が揃いました。続けて打っているとKさんが戻ってきました。

 

K「+2万だったよ」

や「よかったね」

K「じゃ、元気で」

や「また、いつか」

 

これが、約3年半前のこと。「また、いつか」は永遠になくなってしまいました。

 

 

今年に入ってからスロは打つまい、と決めていました。特に理由はなく、なんとなくです。強いて言えば勝っても負けても時間がかかるので、お金よりも時間の方を大事にしたいなあ、というくらいのものです。

ただ、今日はKさんが亡くなったことを知ってから、なんとなく「マイジャグラーを打たなければ」と思い始めていました。Kさんが亡くなって何ヶ月もたつし、自分がたまたま今日知ったというだけでなんの関連もないのですが、最後にKさんと関わったのがマイジャグラーなので、彼に恩返しをしなければ、と勝手な解釈をしたのです。

 

仕事帰りにパチンコ店によりマイジャグラーを打ちました。

結論から言うと+2万でした。何の因果か、ただのこじつけか、あの日のKさんの勝ち額と同じになりました。

 

連絡先も交換していない、たまたま同じ職場にいただけだとしても、多少仲良くさせていただいたからには、なにかしらの感謝の念は示したいところですが、自分の中で処理させていただくとします。

Kさん、安らかに。

 

ここ最近、ディープインパクトとかウォッカとかキングカメハメハとかが亡くなりました。Kさんはあちらの世界でも競馬をやっているのでしょうか?かなりの「穴党」でしたから、ディープとか絶対買わないんでしょうね。毎週月曜日に文句やら愚痴やら聞くのが鬱陶しくも楽しみではありました。そんな競馬仲間はあちらでもきっといるのでしょう。

 

Kさん。ありがとう、そしてさようなら。いつか自分がそちらに行く日まで。

 

★自分もそろそろ「死」を考えないといけないのかもしれない

 

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こんにちは、やぐらです。

おかげさまで今年51歳になってしまいました。

まあ、自分の人生を振り返っても特に面白いことも思い浮かばないので、常に前だけ見て生きていこうと思います。

 

今回こんなタイトルになったのは、

「どうも最近知り合いの知り合いが、何人か死んでいた」

ということが耳に入ってくることが多くなったためです。

当然といえば当然ですが、年齢が上がるにつれて「死」というのは現実味を帯びてきます。

 

しかし、「視点」というのは大事なところで、もうすぐ80歳の母親あたりから見ると

「50歳で死ぬのは若すぎる」

という感覚のようです。

これもそう思うことに不自然なところはありません。

 

なんでこんなことを思ったのかというと、自分の過去記事を見直してたときです。

 

gogojuggler1969.hatenablog.com

 

2年以上前の記事です。この記事の中で作家の向田邦子さんのことを書いています。向田邦子さんは飛行機事故で亡くなるのですが・・・

享年51

です。

 

この事故は1981年のことなので自分は当時12歳です。

もちろん、なんか有名な人が死んだ、くらいにしか覚えてませんし当時12歳の自分が死を意識することもありませんでした。

この享年51歳ということを改めて知ると、遠い記憶のことが急に身近に感じられてしまうのはしょうがないところです。

 

 

せっかくなので51歳でなくなった有名人を調べてみました。

 

 

大豊泰昭 - Wikipedia

元プロ野球選手

死因:急性骨髄性白血病

 

山口美江 - Wikipedia

元タレント、キャスター

死因:心不全(詳細は不明)

 

臼井儀人 - Wikipedia

クレヨンしんちゃんの作者

死因:転落死とされる

 

横山やすし - Wikipedia

漫才師

死因:アルコール性肝硬変

 

大熊元司 - Wikipedia

元プロレスラー

死因:急性腎不全

 

芹沢博文 - Wikipedia

将棋プロ棋士

死因:肝不全

 

向田邦子 - Wikipedia

作家

死因:航空機事故死

 

阪東妻三郎 - Wikipedia

歌舞伎俳優

死因:脳出血

 

野口英世 - Wikipedia

医師、細菌学者

死因:黄熱病

 

源頼朝 - Wikipedia

武将

死因:諸説ある

 

自分の知ってる有名人はこんなところでしょうか。

特に横山やっさんが51歳というのは、ちょっと意外でした。

自分が子供のときの51歳というのは「父親よりさらに年上の人」ですから、あらためて自分がその年令になったということですね。

 

あと、酒を飲みすぎるとやっぱり長生きしないのかな?という印象です。

(参考までに自分は15年ほど1滴も飲んでいない)

 

自分自身「往生際」は悪いほうなので、100歳くらいまでは生きるつもりです。

 

では。

 

 

★なぜ、あえてコンビニオーナーなんかするのか?

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コンビニの正月休み問題への雑感

 

ニュースではコンビニ問題がいろいろ報道されています。

正月休みの件。

契約解除するとかしないとか。

なぜ、ここまでこじれてるのか? と思うところと なんでそうなるの? と思うところ両方あります。 ここ最近のコンビニの契約問題についての率直な個人的な感想は「30年前から言われていることなんだけど?」「なぜいまさら?」というところです。

一番の疑問は なぜそこまで「想像力」がないのか? ということです。

コンビニで働く状況は、自分が勤務していた30年前と基本的な問題の構造は何も変わっていないように思われますので。

30年前からすでに言われてきたこと

個人的には、コンビニでフランチャイズ契約したオーナー店の店長として5年ほど勤務しました。 自分が経験したことは、一言で言えば「現実は甘くない」という表現がぴったりです。 5年という勤務期間は「精神と肉体が耐えられた期間」と理解しております。

ひと月の最高勤務時間は401時間でした。

ある時の勤務は

48時間勤務

12時間休み

36時間勤務

8時間休み

24時間勤務

というのがあります。

 

この間は店のバックヤードで米袋を枕にして寝たり、サウナに行ってから新しい服や下着を買ってきたり(洗濯がめんどくさいので今まで着てたものは捨てた)とても健康的とはいえない生活をしていたこともあります。

どうしてこんな事になったのかといえば「オーナーに押し付けられた」からです。 人がいいオーナーなら、他人に押し付けず自分でやろうとするでしょう。 しかし、こんな勤務をしていたら潰れるのは当然なのです。

 

コンビニオーナーはコンビニ勤務未経験者?

自分の経験がかなり特殊な部類だとしても コンビニ勤務経験者が、「コンビニのオーナーになりたい」と思う人は少ないのではないでしょうか? となると、コンビニ勤務未経験者が「いきなり」オーナーになるというケースがほとんどのように思います。

自分が思うコンビニオーナーという形態の目的は、労働時間の規制を外したいから、です。 労働者は基本1日8時間、週40時間労働です。これを超過すると割増が発生します。 しかし、コンビニオーナーは「自営業者」です。 雇用契約ではないので労働基準法の規制を受けません。

コンビニの実態を肌で感じていれば、このあたりのイメージはすぐできるはずですが、単なる客としてしかコンビニを利用したことがなければ、コンビニオーナーが「労働者である」と思ったとしても無理はありません。

事前情報はそこまで調べたのか?

そして、現在だからこそ思うことは、これだけインターネットが発達しているのにも関わらず、事前に情報をほとんど集めていなかったのではないか?というくらいのレベルでないと、つじつまが合わないくらいの状態にあることです。

ただ、いくら実態を知らないにしても、今の時代インターネットには情報があふれていますから、知らないことでもある程度イメージできるくらいの情報は集められるはずです。

実際はどうなのかは推測でしかありませんが、この正月休み・契約解除で揉めてるオーナーは、それを全くやっていない、としか思えないくらいの状況にしか見えません。

経営側からのコンビニオーナー募集の記事なんかを読みますと、ひと目「安定」「やりがい」といったイメージを持つでしょう。 しかし、インターネットで「コンビニオーナー」と検索すると、いい話はほとんど出てきません。

もっと言えば、インターネットで調べなくても、実際にコンビニへ客としていくだけもかなりの数の「疑問」が思い浮かぶはずなのです。

想像力がなさすぎでは?

コンビニ客としての疑問

自分自身が働きたいと思うか?

自分が店長時代、常連のお客さんにすら「いつもいるねえ」「いつ休んでるの?」と言われたくらいですから、外部から客として見るだけでもある程度想像ができるケースもあります。

もし、そういう店を実際に見てればとても自分が働きたいとは思わないでしょう。 しかし、そういう店を見てないと想像しにくいのかもしれません。

何人必要なのか?

実態を知らなくてもある程度計算で想像はできます。

1日24時間一人8時間勤務なら3交替が最低必要です。 一人勤務は基本しないので、常に2人勤務としても1日6人、すべて従業員にすると時間給で48時間分発生します。

1週間単位で考えれば、一日のべ48時間×7日=のべ336時間です。オーナーが残業なしで働こうとすると週40時間です。残りの296時間分の従業員が必要になりますね。 人材の確保がうまく行かなければ、オーナーが穴埋めしないといけません。 「オーナーが休めない」というのは、ほぼ必然な流れなんです。

コンビニ勤務経験者としての疑問

文書はよく読んだのか?

契約期間は?

自分が働いていた当時では契約期間は7年といううわさでした。 もちろん途中で辞めると違約金が発生します。

自分の経験上ではコンビニの在庫を横流しして、裏金を作っていたという某店のオーナーがいました。 当時テレホンカードというのがありましたから、これを大量に仕入れて転売していたようです。 計算上の在庫の金額がありえないことになって発覚して、そのオーナーは契約解除。横流しした在庫分を返してもらわないといけないので、損害賠償は2千万円とか。 (あくまでもうわさ)

契約解除条件は?

オーナーとしての経験はないので、正直、契約期間終了以外の契約解除方法はよく知りません。 コンビニ経験者として、一番不安に考えるのはオーナー自身が健康上の理由とか、家族の介護とかどうしてもやめたくなったらどうするのか?というところ。 おそらく会社を辞める、とは比較にならないくらい契約でがんじがらめになっているような気がします。

このあたりはしつこいくらい確認しないといけません。

最低保証はいくらか?

コンビニオーナーが「あまりに売上がないとどうするの?」という不安の解消のためにオーナーの収入には通常最低保証がされています。 (セブンイレブンが一番手厚い、といううわさ)

いずれにしても契約書の隅々まで読んでから契約しないといけません。 いろいろ問題が発生しているときは (契約書を隅まで読んでなさそう) と、推測されるところです。

人は何人雇うのか?

自分の場合は、オーナーからある種の悪意を感じていましたので、長時間勤務は自分がやることになりました。 (一応それに見合うくらいの給料は要求した)

時給を高めにすればそれなりの人材は集まります。

(経験者を集めたければ特に有効と思われます)

しかし、あくまでも推測ですがコンビニオーナーの経営モデルとして、アルバイトは最低時給でそこまでスキルの高くない人(ほぼ業界未経験の人)を採用する、となっているような気がします。

個人的には、教育のコストを考えると、最低時給で全くの初心者というのは、実際には高くつくような気がするんですけど・・・

自分は何時間働くのか?

自分の取り分を多くしたければ自らが店長代行し、人件費を払ってでも時間がほしければ店長を雇うことになります。

ただ、いくらコンビニオーナー業務がマニュアル化されているとしても、従業員をどう雇うか?ということはその店舗の売上やその他の従業員のレベルとの兼ね合いもあって、いきなりベストな選択は無理なのではないかと思われます。

 

今後どうしたいのか?

さて、冒頭に戻りますが、この正月休みを要求して契約解除を通達されたオーナーさんは今後どうしたいのでしょうか? 自分のやりたいとおりにしたいけれど、セブンイレブンの看板は使いたい、こんなところですかね。

率直な感想を言えば「絶対に理想どおりにはならない」と思います。 とても単純な話でしてコンビニはそういうビジネスモデルではないのです。

24時間休み無しで働けますか?と聞かれて、「はいできます」と契約したのに、「やっぱできません」は通らないでしょう。 だからこその「なぜコンビニオーナーなんかやるの?」と思うのです。

まとめ

これよさそう、と思うのは自由です。

では、やってみよう、と思うのも自然なことです。

 

ただ、すぐに分かる穴を見過ごしたり、契約したけどそのとおりにはやらないよ、というのはちょっとどうかと思います。 記事の中でも書きましたが、30年前からいわれていたことですから、慎重さに欠ける行為をすれば、それなりの結果が待っている、ということです。

もしコンビニオーナーになったことに後悔したとしても、やり直しはできます。そのチャンスを逃さないように今できることを全力で頑張りましょう。

以上です。

 

これからの高齢者は、Amazonでしか買い物できなくなるのかもしれない

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叫んでも品物は出てこない

自分は、現在某小売店に勤務しておりますので、仕事中にお客さんからいろんなことを聞かれます。

聞かれることで、一番多いのは、現在扱ってる商品の在庫の有無。

棚が空っぽだとかなりの高確率で聞かれます。

状況としては値札が商品棚についていて商品がない、ということです。

 

働く側からのわがままを言わせてもらえば、基本的に在庫があれば売り場に出します。売り場にないということは、これもかなりの高確率でバックヤードにもないのです。

(たまたま納品のトラックがその時来ていた、みたいな状況だと在庫があることもある)

なので、基本的に売り場の棚になければ、裏にもないと思っていただいたほうが、お互い時間の無駄にならないかと思いますが・・・

 

やはり、人間のやることなので売り場の発注担当者が思ってたよりも商品が売れてしまうことがあります。1週間で2個しか売れないものが、たまたま一人のお客さんが一度に10個買っていってしまうこともありますのでねえ・・・・

 

事前に必要数がわかっていれば予約をしていただければ、ほぼ100%希望の時間に希望の商品数を揃えられるはずです。

 

あと、罵声を浴びせたり、叫んだりしても商品は出てこないので、できればそういうことはやめていただければ幸いです。

 

(そういうことすると、次に店に来づらくなると思うんですが、あまり気にしてないのか、ほぼ毎日来る人もいますね)

値札がない商品は、ほぼ100%裏にも商品はありません

 

次に、値札すらない商品

(要するに店として採用していない商品)

は、さらに高確率で店の裏に商品はありません。これはほぼ100%です。

「なんでないの?」と聞かれても、「なんでなんでしょうね~」としか答えようがありません。

 

有名メーカーの商品は、基本的なラインナップは大抵の店にあるはずですが、メーカー製品でもちょっと聞き慣れないものは、扱わない可能性があります。

 

ひとことで言えば「基本的に売れてないものは採用されない」のです。これが原則です。

 

 

 

 

 

 

高齢者こそAmazonを利用すべし

これを踏まえまして、よく聞かれるのが

「以前あった商品は、もう取らないのか?」

ということ。

 

これは、ほとんどの場合

「売れてないから、店、会社が商品を不採用にした」

となります。

 

ただし、メーカーでは、まだその商品を作っている可能性が高いです。

 

で、たまに扱いに困るのが、商品がないことに対して納得しない高齢者の方々。

 

「前にあった、あの商品がない」

「なんで?」

 

もはや最初から質問ではないです。すでに文句です。

 

発注は自分の担当ではないので、担当者に聞きに行くと

「売れないから、ずいぶん前から発注しても、取れないよ」

といわれます。

 

自分もその商品を見なくなって半年くらいたっていたりします。

 

で、そのお客さんにその旨を伝えると

「いや、おかしい。自分はここに来ると必ず買ってるのに」

と、憤慨されてしまうわけです。

 

POSデータがあるので、販売数は店側で把握できています。あまり言いたくはないですが、店側で不採用になるくらいですから、1日に1個売れていない可能性があります。

最悪の場合、ある特定の人が一人だけその商品を買っているケースもあります。そうなると俗に言う「死に筋商品」の仲間入りになってしまうんですね。

 

こういうケースでは、メーカーでは製造している可能性は高いので、どこかしらのお店で採用されている可能性がありますが、大手チェーンほど、その商品を採用している可能性は低くなるでしょう。街のタバコやさんとかで、ちょっとした雑貨食品を扱ってるようなところのほうがそういう商品をおいてある可能性が高いです。

 

ただ、自力で小さな店をめぐるのも実際にはできないので、どうしてもほしければ通販とかネットで探すほうが効率的です。

 

 

世の中の大半の商品は消えゆく運命にある

あくまでもイメージですが、高齢者になればなるほど今まで食べたことがある商品を選択していきます。自分が勤務中、店の中をぐるぐる回って新商品の売れ方を観察していても、新商品は若い人のほうが買っていく確率が高いです。

 

コンビニの場合、それほど広くない店舗に約2000種類以上の商品があり、1年後には7割の商品が入れ替わってる、と言われます。

スーパーとかだと、カテゴリーだけで約650あると言われていまして、たとえば清酒は5000種類あるともいわれています。

なので、特定の商品にこだわると売れてるものはいいですが、ちょっと売れいきが悪いものは1年後には売り場から消えていくことがほとんどになります。

 

なので、「前にあったあの商品はもうないの?」というのは、「売れないからなくなった」と考えるのが自然です。

 

こういうふうに聞いてくるお客さんは

「あれ美味しかったのに~」

と、おっしゃいますが、

 

「まずいから、売り場からなくなった」

のではなく

「売れてないから、売り場からなくなった」

のです。

 

(大きな声では言えませんが、まずいのにすごい売れる商品というのは実際にある)

 

「まずい=売れない」のではないのと同じく

「うまい=売れる」のでもないのが商売の難しいところですね。

 

そこでお気づきかと思いますが、この高齢者の買物の仕方は明らかに「ロングテール」です。もしかしたら、ある特定の高齢者しか買わないものなのかもしれません。

そうなると一般の小売店では扱えない商品になります。Amazonは広大な倉庫に保管しておけるから1年に1個しか売れなくてもその商品を扱えるのであって、スーパーといえども、店舗の広さはAmazonの倉庫の何百分の1ですから、「商品の回転率」優先になるのは、仕方がないところです。

 

なので、高齢者こそネットを駆使して、自分のこだわりの商品を注文するほうが効率がいいはずです。配達のお兄さんが4階まで階段を登って商品を持ってきてくれますしね

運送業者の方は、ほんとうにご苦労さまであります)

近所のスーパーにいって、「あの商品がない、むきー」となるよりは、精神衛生上だいぶよろしいかと思いますが・・・

 

 

 

ネット通販ができれば、買い物弱者にはならない

ということで、高齢者の皆様、お近くにどなたかインターネットを教えてくれる人がいたら、ぜひやり方を聞いてみてください。

大手のスーパーなら、ネットで注文できますし、午前中に頼めばその日のうちに配達もしてくれるはずです。

また、近くのスーパーにない商品ほど、インターネットで扱ってるケースが多いです。

 

買い物弱者とか言われますが、今は、なんとか村であっても配達の業者の人が来てくれますので、がんばってインターネットを使えるようになっていただければ幸いです。