【投資実践日記】ROUND 5:対「3921 ネオジャパン」戦
まずは、結果報告から
「3921 ネオジャパン」
収支:
「買い」:@1009円 (手数料加算後)
「売り」:@996円 (手数料控除後)
@-13円 -1.28%
となりました。
株価だけだと
「買い」:@1000円
「売り」:@1005円
と、ほんの少しプラスだったのですが、手数料の分マイナスとなりました。
決算発表後の株価の要因を探る
株価に影響を与えている項目はあるのでしょうか?
決算発表の内容により株価がどう動いてきたのかを調べてみます。
各四半期決算発表翌日の株価
まずはシンプルに決算発表日翌日の株価です。
(決算短信以外の情報開示を含む)
傾向としては第1四半期決算発表日の翌日に値上がりしています。
ここ2年間では第1四半期決算発表から第3四半期あたりまで株が下がり、通期決算発表前に株価を少し上げ、通期決算発表後は株価が下がる、という動き方になっています。
また、株式分割や、業績予想の上方修正などの発表翌日には株価があがっています。 業績の結果よりも、未来への評価が強く株価に反映していると言えるでしょう。
決算の内容と株価の関係
決算の内容にはいろんな項目がありますが、大きく分類すると、当期の業績の結果と次期の業績予想になります。 各項目と株価の動きに関連が見られるでしょうか?
株価と業績予想
その年度の通期決算発表のときに、次年度の業績予想が発表されます。 この予想を元に次年度のその会社の業績が予想されるわけですが、未来予想に対して株価がどう動いて来たのか調べてみます。 各項目別に分けてみるとどうなるでしょうか?
通期決算発表時に次年度の業績予想も発表するのですが、第2四半期(累計)予想がどうも低めに出されています。 実際に発表された業績と比較するとわかりますが対前期比がこれを下回ったことはありません。
おそらく通期決算発表時に次期の業績予想が「期待以下」のため株価が下がり、次の第1四半期の実績値がいいので、株価が上がる、という傾向と思われます。
過去に、株式分割や業績予想の上方修正が発表されたときは、ストップ高までいきました。 「期待以上」の情報が出て来れば、業績が良いので素直に株価が上がる、と思われます。
(ただし、その発表後は高確率で株価が緩やかに下降しています)
株価と四半期決算業績
四半期決算では、主にその年度の期首から当四半期末日までの業績結果(累積)が報告されます。 その結果により、売上高、経常利益などが会社の予想に対して、順調に進行しているのかどうかがわかります。 この結果に対して株価と関連があるかどうかを調べてみます。
対:売上高
対:営業利益
対:経常利益
対:1株当たり四半期利益
業績と株価は直接的には連動は見られない、ということでいいと思います。 上場してから約3年半になりますが、業績は堅実に上がっていまして、年度内の業績予想に対する進捗率もほぼクリアしています。
ただし、決算の発表後には株価が下がる傾向があるので(第1四半期除く)、「業績は株価に織り込み済み」とか、「いい意味でのサプライズがない」とか表現されるところでしょうか。
まとめ
今回は通期決算のため、このデータからいくと買わないほうがいいと思われましたが、「3%くらいは上がるのではないか?」という、あまり根拠のない理由で買ってみました。
株を決算当日の前場の始値で買った後の実際の株価の動きは、その日の終値では確かに5%上がっていました。 ただ、次の日の始値で株価が下がり、自分の売ったタイミング(午後の始値)では、まだ株価が前日よりはプラスのところにいたので、とりあえずは大きく損はしないで済みました。
現状、限られた資金で単元未満株しか買えないので、売買のタイミングが自由になりません。 そういう条件で株式投資をしているのをわかった上でやっていることなので、これは割り切るしかありません。
(株の売買のとき、「こういう売買の仕組みになっている、ということを確認した」というチェックがないと取引できない))
指値注文と売買のタイミングを選択できないので、そのシステムでもプラスになるような買い方売り方をもっと研究しないといけません。
次、がんばります。