とりあえずやってみた

とにかくやってから、考えます

嫌いな人と話すと、同じようなパターンになっているはず?:ゲーム分析のお話

ゲーム分析とは?

 

こんにちは やぐらです

 

今回は 「ゲーム分析」 です

 

ゲーム分析とは?

 

まず、 「ゲーム」 ですが

前回までを ざっくりおさらいしますと

コミュニケーションのうちでも

最終的には不快な感情になる

という特徴がありました

 

そこで 「ゲーム」 を、分析して

この不快なコミュニケーションを

未然に防いだり、うまく切り抜ける方法を

考えていこう

 

というのが 「ゲーム分析」 です

 

再確認しておきますが

「ゲーム」 は、 「仕掛ける」

という表現をしている文献が多いです

 

これは 無視する、される よりも

否定的なコミュニケーションでも いいので、

ストロークがほしい ためです

 

なので 「相手が『仕掛けてくる』」

というのが やはりしっくりきます

 

そして 『仕掛けられやすい人』

というのもいまして

 

攻撃的な嫌味や 挑発に反応しやすい

CP(批判的な親)の強い人、

 

苦しみや悩みに対して 同情して助けてくれやすい

NP(擁護的な親)の強い人、

 

愛情不足によって 拗ねたりいじけたりしやすい

AC(従順な子ども)の強い人

 

などです

 

 

ゲームの代表的なパターン

「はい、でも」(yes but)

仕掛ける側: 相談を持ちかける

仕掛けられる側: 親切だがちょっと上から目線の人

 

会話パターン

 

相談をもちかけられたので・・・ 

「こうしてみれば?」

「はい、でもこれがこうで・・・」

「それだったら、こうしてみれば?」

「なるほど、でも、あそこがこうで・・・」

「それだったら・・・」

以下ループ

 

結果的に相談する側が 納得することはないので

無力感、時間の無駄感を、感じるだけ

となることが多い

 

こうなる理由:

仕掛ける側は

「相手に無力感を与えることに満足している」

「相手の時間を奪ってやった」

という感覚です

 

ただ、本人は無意識でやってます

 

このタイプの人は

幼いころ 親の強制が強かった人が多いようです

 

親からの強制に対する反抗的な思い が、

ゆがんで表現されています

 

解決策:

「はい、でも」 が、現れてきたら

こちらからのアドバイス的なことをやめて

「相手自身がどうおもっているか」

という、形に切り替えたり

 

会話をいったん中止して

「アドバイスしたことを ちょっと考えてもらって

 ○日後にまたお話しましょう」

というふうにしてもいいでしょう

 

これで とりあえずは、

仕掛けられたほうのストレスは

相当軽減されるはずです

 

もう少し 親密な関係になれれば

なんらかの形で

親に対する反抗 のようなところが

薄れていくとおもわれます

 

『キックミー』 (私を嫌ってくれ)

例:

『何度も遅刻する人』

『最初は二つ返事で 仕事を引き受けておきながら、

 必ず期日を伸ばす人』

 

『多くの役割を一手に引き受けてしまい、

 結局、途中で投げ出して、周囲に迷惑をかけてしまう人』

 

『「私の料理おいしい?」  

 「おいしいよ」  

  といってもなぜか納得しなくて

  最終的には違う話に飛んで

  いやな感情だけが残る会話で終わる人』

 

規則・ルール違反や

仕事上、またはプライベートでの約束違反 をする人

自己否定感の強い人

こんな人たちです

 

こういう人たちは

1回の『注意する、肯定する』

くらいでは 直らないので、

繰り返し同じことをしてしまいます

 

それにうんざりする相手方が 怒ったりすると

「いつもこういう目にあう」

と、被害者風になりますが

 

無意識のところで

『自分を嫌ってほしい』

という行動をとることによる結果 なのです

 

こういう人たちの特徴として

『自己否定、他者肯定』

の、考え方なので

(本人は基本的には無意識です)

肯定的なストロークを欲してはいるのですが

 

親や幼少期の経験の影響で

「無視される」

ストロークなし」

よりも

「否定的なストロークでもいいからほしい」

という状態なので

 

『嫌われる自分』

というのは

実はこういう人たちが

嫌われるようになることを望んでいる

(嫌われることで自分の存在を再確認している)

のです。

 

対策法は?

相手方からゲームを

「仕掛けてきている」

ので、これにのらないようにすること

「自分を認めてほしい」

という部分がゆがんで表現されているので

相手の存在を認めてあげること

話題を切り替える、

いったん話を切る

などです

ゲーム全般にいえますが


『仕掛ける人』

『仕掛けられる人』
が、のらない限りは


「ゲーム」
は、成立しませんので
(最終的に不快な感情にならない)

 

「これは、ゲームだ」
と、気づいたときでもいいので


この対処法をしてみれば
最終的に不快な感情にならないでしょう

 

また
相手のゲームにのると
自分のほうからも
「ゲーム」
を、やり返している場合もあるので


さらに
最終的な不快な感情が残りやすくなります

 

どちらかが
態度(自我状態)を替えるだけで
会話、行動の印象の結果が変わるはずです

 

さらに他のパターンは

次回以降で

 

ではまた