3つのことに気をつけるだけで、相手からの信頼感を作り出す方法とは?
A
会話に入る前に気をつけるポイント
あなたは、会話が上手ですか?
コミュニケーションが、もっとうまくなりたいですか?
「自分は、会話がどうもうまくないかも・・・」
そんなあなたに
意識してもらいたいことがあります。
それは、
「会話を盛り上げようとするよりも
親近感をつくることを優先する」
です。
親近感をつくりさえすれば・・・
- 相手の内面を観察できるようになります
- 相手との体感のズレがわかるようになります。
- 相手の感覚に訴える言葉が把握できるようになります
そうすれば、相手からは
- 「自分の話を聞いてくれる」
- 「自分の言いたいことが伝わっている」
- 「会話が上手」
と、思ってもらえるようになるはずです。
具体的な方法
(親近感、信頼関係)
を築く方法として、
「ペーシング」
「バックトラック」
が、あります。
「ペーシング」とは?
法則:
「人は自分と似たところがある人に
親近感、安心感を抱きやすい」
これを
「ペーシング」
といいます。
知らない人でも
同じ出身、同じ学校、
同じ趣味、などであれば
急に親しみがわいてくる
といった経験をした人も多いと思います。
「自分と似ている」
このことは、言葉だけではなく
しぐさ、態度、振る舞い、などの
非言語コミュニケーションも含まれます。
相手との会話が始まれば
言葉を深めていきたいところですが
まず
「非言語」
のところを相手に合わせていきましょう。
- 姿勢
- しぐさ
このへんを
言い方は悪いですが
「猿マネ」
していきます。
髪をさわる
⇒ 髪をさわる
鼻をこする
⇒ 鼻をこする
身を乗り出す
⇒ 身を乗り出す
などです
ただ、すぐに真似ると
不快な感じを与えるので
実際には、
20秒くらい遅らせてやってみてください
行動を真似できたら
次には
「声」
を、まねていきます
- 「声の大きさ」
- 「話す速さ」
- 「抑揚のつけ方」
- 「間」
などです。
相手が落ち込んでいるときには
「大変だったね」
と、言いそうですが、
このときに
「明るく励ますように言う」か、
「一緒に共感するようにトーンを落として言う」か、
これは、相手に合わせた言い方をしましょう。
自分の想像で意見、アドバイスをいうのではなく
「相手の
『言葉、言い方、態度、表情』
を拾う」
というのが大事なところです。
「バックトラック」とは?
「バックラック」とは、
「オウム返し」のことです。
相手の言うことを繰り返します。
例:
「週末には、よく映画を見に行きます」
「そうですか。映画を見に行ってるんですね」
「週末は、草野球をやってます」
「へえ。草野球やってるんですね」
「こないだの試合は、全打席三振でしたけど」
「そうですか。全打席三振だったんですね」
こんな感じです。
相槌+「バックトラック」になっています。
これだけで
「自分の話をしっかり聞いている」
という印象を持たれるはずです。
ただ、注意点として
あまりに多用すると
「(馬鹿にしてるのかも?)」
と、思われることもあるので、
頻度には気をつけましょう
「キャリブレーション」とは?
「キャリブレーション」とは、
相手の心理状態を
「言葉以外の相手の外側のサイン」
で認識することです。
「言葉以外の相手の外側のサイン」とは、
相手の表情や動き、
呼吸のスピード、
声のトーン・テンポ
などです。
相手と会話をしている際に、
相手の話している内容だけでなく、
相手の表情や姿勢、声の感じなどに
注意を向けることで、
相手の本当の気持が分かってくるものです。
例:
「体調はどう?」
「大丈夫です」
このとき、相手が
明らかに顔色が悪い
声のトーンが普段と違う
などであれば、
「(本当は体調悪いでしょ)」
「休んだほうがいいよ」
となるはずです。
今回は、親近感を作り出す方法として
「ペーシング」
「バックトラック」
を、紹介しました。
お役にたてれば幸いです