いつのまにか月曜日に「シャイニング」がつけられていた、というお話
こんにちは やぐらです
今回の記事はこちら
なにやら聞きなれないカタカナが登場したようですが、相変わらずのネーミングセンスです。
いつから始まったのか調べる気にもならない、「プレミアムフライデー」の仲間ですかね。
「プレミアム」はまだしも
「シャイニング」ですからねえ・・・
ホラー映画か武藤 敬司(プロレスラー)か
といったところでしょうか。
一応調べてみましたが、この「シャイニングマンデー」は、某政党の選挙公約から始まっているようです。
(発案者と名付け親は某広告代理店らしい)
狙いとしては、労働時間を短縮して、もっと休んだり買い物したり出かけたりしましょう、
ということです。
まー、いいたいことはわかります。
で、なぜ受け入れられないのか?
といえばこれもとってもわかりやすい。
金曜日の午後に帰ってもいいほど暇じゃないし、
人員も足りてない、
仕事先延ばししても仕事がなくなるわけじゃないので、
そのうちその仕事を処理する時間が必要となる、
こんなところですかね。
月曜日もなんだかんだ言って、みなさんいそがしいですからね。
こういうことをするよりも、労働基準法に厳格な罰則をつけて運用したほうが効果がありそうですが・・・
それと、この制度が100%定着しないと思われる理由は、
「サービス業のことを全く考えていない」
ということと、
「遊んで欲しいなら、その分の給料を増やさないといけない」
というこの2点
スペインとかモロッコとか旅行したことがある方はお分かりだと思いますが、あの辺の地域は「シエスタ(お昼寝タイム)」がありまして、ほとんどの店がこの時間はいったん閉まってしまいます。
自分が旅行したときは、
「どうせこっそりどこか開いてるだろう」
と、なめていましたが、ほんとに、ほとんどの店が閉まっていて、簡単な飲み物すら買えないのにはちょっとびっくりしました。
(日本のような自動販売機はまずないため)
結局、地元と無関係の某高級ホテルの中で食事なんかしたため、結構な金額がかかりました。
習慣として定着している、
というのはこのくらいのレベルになりますよね。
早く帰りましょう、というのは言うだけなら簡単ですが、
例えば、早く帰ってディズニーランドに行きましょう
となったら、ディズニーランドの従業員たちは忙しくなりますし、
買い物に行けば、デパートとか商店とかは忙しくなると思います。
「プレミアムフライデーなので、うちも早めに営業終了します」
なんて言うことは想定していないと思われます。
社会全体でその時間はお休みしましょう、
ではないからなんですね。
この制度はサービス業からすれば、あまり歓迎されないのではないでしょうか?
(従業員レベルのお話。経営者レベルだとおそらく逆でしょう。)
それともうひとつ、
給料、賃金の問題
休みにして買い物いってこい
といわれてもお金は自分持ちですから、
自分の生活に合わせたお金の使い方をするのは当然で、
休日や労働時間とは直接の関係はありません。
いま若者の「○○離れ」といわれるもののほとんどの原因は、
「それにまわすだけのお金を持っていない」
に尽きると思います。
「車離れ」は車を買えるだけの賃金を払えばいいのだし(もしくはローンが組めるように長期雇用するとか)、物価を上げたければ賃金を上げればいいだけです。
(名目ナンチャラとかは、偉い学者さんにお任せしますが・・・)
「バブル期」まで行かなくても、「多少の無駄遣いをしても大丈夫」と思わせておかないと、そうそう財布の紐はゆるくならないですよね。
結構前になりますが、「大店法」という法律がありまして、デパートなどのある程度大きな店舗は年に何日間か店休日を強制的につくらなければいけない、となっておりました。
(そのころは、元旦はほとんどの大型店が開いてなかった)
自分が子供のころは、コンビニもありませんでしたし、銀行のATMも正月は動かないとか、なにかと不便でした。
いまその法律が廃止になった結果、365日休みなくお店があいている状態から考えると、1周回って「大店法」を復活してもいいのではないかとすら思います。
(経営側は反対するでしょう)
自分のところだけ休むと、他にお客を取られるというのは、そんなに気にする必要はあるのでしょうか?
今回の「シャイニングマンデー」も、なんか「特定の層」向けのような気がするので、たぶん定着しないでしょうね。
結局は労働基準法を厳しく遵守させるのが一番のような気がします。
でも、なかなかそうならないのは、なると困る人がいるんですかね?
下っ端の自分にはあまり関係なさそうですが・・・
今回はこんなところです。
では。