自分の考え方の癖を知ってみよう:その3
自分の考え方の癖を知ってみよう:その3
こんにちは やぐらです。
今回も 「認知フィルター」 です。
1.スプリッティング(全か無かの思考)
2.~すべき思考
3.行き過ぎた一般化
4.心のフィルター
5.マイナス化思考
6.結論の飛躍
7.拡大解釈、過小解釈
8.感情の理由づけ
9.レッテル貼り
10.個人化
(wikipediaより)
7.拡大解釈、過小解釈
7.1.拡大解釈
自分については短所や失敗を、
他人については長所や成功を
過大評価します。
7.2.過小評価
自分については長所や成功を、
他人については短所や失敗を
過小評価します。
逆のパターンは
たまにあるようですが
「オレってすげー」
という発想が強すぎる人は
それはそれで別の問題がありそうですが・・・
では、
どうしてこういう発想になるかといえば
「二重基準」
とよばれる考え方にあるようです。
相手はyes、自分はno という
対象によって基準が違うのです。
相手はok,自分もok とは
ならないんですね
8.感情の理由づけ
感情が先で、理由が後になることです。
感情のほうが正しい
⇒ 正しくなるように理由をつける
といった感じです。
例:
「不安を感じている。
⇒ だから失敗するに違いない。」
「自分で生きている価値がないと感じる。
⇒ だから本当に生きている価値のない人間だ」
「これをやりとげる自信がない。
⇒ だからきっとやりとげられないにちがいない」
例では、
その感情は正しいの?
根拠は何?
と、思いますが、
それを後付けで判断してしまいます。
冷静に考えれば 因果関係に無理があります。
さらに
例では自分に向かってますが
他人に向かうと
ちょっとやっかいなことになります
「あの人の言動は私を不愉快にさせる。
⇒ だから、あの人は全く価値のない人間だ」
なんとなく、危険な感じがします。
9.レッテル貼り
レッテルを貼ること自体は
誰でもありそうですが
問題になるのが
そのレッテルが
マイナスのイメージであることと
そのイメージが固定化されて
修正できなくなることです
レッテル貼りは
自分に向かうと 自虐、自己卑下
他人に向かうと 人格攻撃
になります。
10.個人化
簡単にいうと
何でもかんでも自分のせいに
してしまうことです
まったく自分に責任が無かったり、
自分だけの責任では無いことにおいて、
すべて自分が悪いと
必要以上に自分を責めたりします。
認知のゆがみ
認知フィルターは以上ですが、
物事を素直にとらえず
自分のフィルターをとおして
事実を解釈するので
事実がゆがんで受け止められます
これを 「認知のゆがみ」 といいます。
そして 人間の悩みのほとんどが
この 「ゆがみ」 から来ているそうです。
読み返してみると
よくわかると思いますが
思考が基本的に後ろ向きです。
こういう発想になりがちな人は、
そういう風に考える 「癖」 が、
あるからです。
では、
そういう発想を なるべくしなくなるような
対策を 考えてみます。
一番は 『「事実」と「感情」をわける』 ことでしょう。
とりあえず 事実は事実として
そのまま受け止めるようにしましょう
たとえば
「仕事を失敗した」
⇒ わたしのせいだ
となりそうですが
いったん
「仕事を失敗した」
という事実だけで、切ります。
根本的に
仕事で失敗したのかどうかも
本当なのか怪しい可能性もあるので
とにかく事実だけを積み重ねていきます。
納期に遅れた
規格が違った
数量が違った
欠員が出て負担が増えた
それぞれの原因に
なりそうなことを考えます
納期に遅れた
⇒ 機械がストップした
⇒ 材料の納品が遅れた
・・・・
そこまで考えてみて
自分の責任の範囲を 考えてみます。
担当ならば
直接頭を下げなければ
いけないところではありますが、
100%あなたのせい
となる場面はほとんどないとおもいます。
責任の回避や転嫁は
よくないと思いますが
「範囲」
というものがあるので
その「範囲」のなかで
できることを考えていけば
いいのではないかと思います。
人間、いいことが続かないと
ネガティブ思考になりがちですが、
なんでもかんでも背負い込むこと
自分のせいにしないことです。
以上です
最後まで読んでいただいて
ありがとうございます