海外旅行先を「現地の警察の信頼度」で考えてみる(約30年前のソ連、イギリス編)
こんにちは やぐらです。
前回の記事です。
gogojuggler1969.hatenablog.com
社会主義国時代のソ連
今回はヨーロッパです。
まず「ソ連」
時期は1991年。
ロシアになる少し前です。
ここでは警察官ではなく「税関職員」(おそらく)のお話です。
このとき、成田ーロンドン行きの飛行機に乗ったのですが、「アエロフロート『ソビエト』航空」なので、途中でモスクワ空港に降りるわけです。
乗客は一旦全員降ろされ、空港の中で待機となります。
当時タバコを吸っていたため、成田空港の出国手続きをしてから、免税店でタバコを1カートン買い、手荷物として機内に持ち込んでいました。そのまま外から見ても『タバコ』とわかる感じです。
そうしましたら、荷物を抱えて歩いている途中で空港の制服っぽい格好の男性がなにか話しかけて来ました。
何を言ってるのか全く理解できなかったので、おそらくロシア語と思われます。
その人の仕草を見るとタバコを指さしています。そして人差し指を1本立てています。
(タバコに何か問題があるのかな?)
と、思いまして自分もタバコを指さしましたら、次にこの制服の男の人は、手のひらを出してきました。
(くれってことか?)
税関(風の)人が、旅行客にたかるのか?
と思いましたが、変にトラブルになってもめんどくさそうなので、その男の人にタバコを1箱渡すと、その人は満足そうに立ち去っていきました。
海外旅行をして
(外国はやはり日本とはかなり違う)
と思った瞬間でもありました。
これは、とても恐怖心を煽られることになります。
「犯罪者がいたとしても、警察に駆け込めばいい」
と思っていたのが
「警察は助けてくれないのかも?」
となった瞬間に、犯罪者に対する恐怖心は何倍にもなります。
日本に置き換えてみますと、日本の警察が犯罪者に加担することは基本的にはないのですが、明らかにこちらが被害を被ってるのにいざ警察を呼んでみたら、こちら側が怒られたというケースは以外とあると思います。
これは、法律の決まりごとの関係でそうなっているのでしょうけれど、このことを経験すると
「同じケースで警察を呼んでも、自分のほうが悪いとされてしまう」
と、思うしかありません。
そうすると似たような被害を被ったときに、「逃げる」「あきらめる」という選択肢しかなくなってしまうことになります。
(近所トラブルとか100回以上110番通報してようやく相手が逮捕された、みたいな事件がありますが、99回目の110番のあとに被害を受けても諦める可能性もありそうです。100回も110番通報してるなかで、絶対に1回くらい『あなたの方にも落ち度があるはず』『刺激するな』という言い方をされてるはず)
このときの旅行では「ソ連」は、たまたま航空会社の関係で寄っただけでしたが、
(外国の警察、公務員はだいぶやる気ないのかも?)
というイメージが残りました。
また、このときの情勢で
日本はバブルからちょっと時間がたったころ
という違いなのかも?
ということも少なからず自分の考え方に影響を与えていたように思います。
特に印象のない「イギリスの警察」
続きまして「イギリス」
これも同じ旅行のときの話。
イギリスには実質3週間ほどいましたが、警察のお世話になったという記憶がありません。
「電車で寝てたら靴を盗まれた」という事件は発生しているのですが、警察に盗難届とかもだしていないので、警察関連の印象は特になし。
30年前当時は、ロンドンで地下鉄の終電時間まで遊んで、その後真っ暗な中、歩いて宿泊している安宿目指してあるいていたら、浮浪者にやたら絡まれたとか、パンク集団に囲まれた、とかありましたけれど「治安」ということでは、あまり悪いイメージはありませんでした。
(タクシーの運転手からは、「夜は歩かないほうが無難」と言われましたけれど)
今は、殺人事件も多くて治安はそれほど良くないという話も・・・
まあ、ロンドン中心部なら繁華街(ピカデリーサーカスとか)から、タクシーで行ける範囲に大使館もありますので、仮に警察がダメだとしてもそちらに行くことは可能ですので・・・
そのあたりの「安心感」というのは、かなり大きい場所と言えます。
この回は以上ですが、別の国のお話を続けます。
では。