自分からフッた男が、その後出世していたら、どうする?
こんにちは やぐらです。
今回は、
「自分から見切りをつけた人や会社や物事が、その後出世したり、金持ちになっていたり、有名になっていたりすることがありますが、それを知ったときどうしますか?」
というお話です。
恋愛関係だと、よく聞く話かと思います。
女性だと、フッた男が出世した、実は正体を隠していて実家が金持ちだった、とか雑誌やら、ネットなんかで見ますね。
出世なんかは、将来の予測なので外すこともありそうですけれど、実家が金持ちだったとか、付き合っていても知らなかったとかありますかね?
本当の金持ちだとそのへんは自分からはべらべら言わなそうですが・・・
着てるものとか、食べ物の好みとかでなんとなくわかりそうですけど・・・
(なんか、一般的な日常のこと何もできない人なのかも?)
という男はたまに見かけます。
なぜできないのかといえば、
「すべてやってくれる家族以外の人がいるから」
ということだったりします。
(えっ?掃除とか自分でするの?)
(呼べばやってくれる人がいるのに)
なんてことを思っていても、自分からは言わないはずです。
(ほんとに何もできない人なのかも?)
(このまま付き合っても大変そう・・・)
と、見切りをつけてフッたあとで、
「◯子の彼氏って、どこそこの社長の息子だよね?」
といわれたときにようやく納得しても、もう遅い、ということになります。
まあ、ここまではいいとして、問題はその後です。
自分からフッたはずなのに、フッた側の女子の方から、実は金持ちの元彼に連絡するかどうかです。
これは身近な女子数名(既婚未婚彼氏ありなし、年代もいろいろ)に聞いてみましたが、
「自分からフったのなら、自分の中では完全に終わってるから連絡しない」
というのが、多数派でした。
勝手な推測ですが、実際にそうなったら半分くらいは連絡すると思います。あくまでも個人的な経験からですが、女性の側からフッたはずなのに、「やりなおしたい」と連絡が来たのが数回ありますので・・・
(注:自分は金持ちでもないし、出世もしていない)
「金持ってる」
と知ったら、目に¥マークが入ることでしょう。
会社関係でも似たようなことがあります。
会社の人間関係その他のことで、とってもいやになり
「辞めてやるぜ」
と、ぶっちぎったのはいいけれど、再就職がうまくいかず、元いた職場に頭を下げて再就職したことが2回ほどあります。
特に給料面で前職を上回ることがほとんどないので、ちっちゃいプライドを捨てて元の職場で働いてみました。
ただ、これも不思議といえば不思議ですが、2回ともすんなり再採用してくれました。
仕事はちゃんとやっていたので、
(いればとりあえずは楽になるだろう)
という、採用側の思惑があったのかもしれません。
しかし、かつてケンカ腰で対応していた人たちがまだその職場にはいるわけですし、仕事を一生懸命したとしても、特に褒められたり信頼されたりということもないわけで、
(別にまたいつやめてもいいんですけど・・・)
という空気に耐えられなくなり、すぐに再退職しました。
以後、一度辞めた会社に戻るということは二度としない、心に誓うのでした。
また、逆の状況になったことも2、3回ありまして、ある職場で自分なりには頑張っていたわけでして、「ブラック企業」という言葉がまだ浸透する前の時代に、48時間連続勤務とか、36時間勤務、8時間休み、24時間勤務、とか、今思うともし死んでいたら
(そりゃそうでしょ)
と思われるくらい働いていました。
(働かされていた?)
さすがにしんどくなり、そこの経営者とケンカして辞めたわけですが、自分の次に管理職として来た人がどうもよろしくなかったようで、かつて一緒に働いていた仲間から
「戻ってきてほしい」
という、連絡を数回受けていました。
自分としては、その仲間たちというのは、仕事は教えていたとはいえ、自分に対してはあまりいい印象を持っていない、ということは人づてに聞いていましたので、
(戻ることはないのですよ)
と、心の中では明確に断っていました。
(直接には、『新しい人と仲良くやるように』と言っていた)
直接一緒に働いているときに、そういうことを言ったり態度に示したりするべきで、親が死んでから、親孝行したかったと言っても、しらけるだけであります。
それと、自分の仕事の能力というか評価が、
「単独ではわからず、他人と比較してようやくその良さがわかる」
みたいにされても、気分は良くないのであります。
なので、自分が人を評価する立場の人間だったら、なんとか公正にやりたいなあ、と思うんですけどねえ・・・
(実際には、相当難しい)
さて、実はここまで長い前振りでございます。
また、最近の株のお話。
まあ、とりあえず、こちら。
gogojuggler1969.hatenablog.com
株式投資デビュー戦のお話です。
初回から少しプラスになりましたが、いろいろ凡ミスもしています。
このときの銘柄が、
「3769 GMOペイメントゲートウェイ」
というものです。
これが2019/2月上旬ころのお話。
で、気にしなければいいのかもしれませんが、
「この株、今どうなってるのかな?」
と思いましたら、こんなことになってました。
左側の矢印が自分が売り買いした時期
(2019/2/12 に売り)
このとき、売値が「5,670円」
このときでも株価がかなり上がっていた状態でしたので、
(とりあえず、収益はプラスで売れたし、あとさすがに下がるでしょ、グヘヘ)
とか思って、自画自賛していたわけです。
(デビュー戦でしたしね)
ところが
(ぷーくすくすw)
と思われていたのは自分のほうで、自分が売った日から約6週間後の現在(2019/3/29)8,000円まで「ぐいぐい」上昇していたわけです。
売ったときのマイルールは「決算発表翌日に売ってしまう」ということでしたので、その通りに実行しただけなんですが、ものの見方がちょっと短絡的だった、という感じはします。
田舎で付き合ってた高校の同級生の女の子が、別れたあと東京でアイドルデビューしてしまったかのようです。
(例えに無理があるかも・・・)
で、悩みどころは今後のことです。
別に人間と絡んだお話ではないので、特にプライドとか他人の視線とか気にしなければ、単純に更に株価があがりそうなら買えばいいし、下がりそうなら買わなければいいだけです。
ただ、どちらの行動をしてもなんとなくしこりみたいなものが残ります。
(自分の中だけですが)
新たに株価8000円で買うとしても、収益をプラスにするなら、さらに株価が上がらないといけないわけですし、現在年初からの最高値なのですが、他の株でほぼ最高値のときに「さらに上がる」と踏み込んで爆下げをくらったりしてますので、
gogojuggler1969.hatenablog.com
かなり気が引けるのが正直なところ。
(当然、ある程度リスクはとらないといけない)
また、買わないでさらに株価が上がると、これまた「自分の読みがあまい」ということの証明になってしまいますので、これはこれでどうも気分は良くない・・・
さらには、昔フッた女子のように、向こうから「やりなおしたい」という感じで、「この株また買ってもらえませんか?」なんてことはないわけで、完全に自分の判断一つになります。
メンタル的には完全にブレブレです。
最近立ち読みした、ある外国人投資家の本には、「最終的にはメンタルが投資の勝ち負けを決める」なんてことが書いてありました。
この本は、本屋で手にして会計しようと思いましたが、途中でやめて結局買わずに帰りましたので、とにかくグダグダなうちは、後ろを振り返らず、新しいことに進んだほうが良さそうな気がします。
とりあえず週明けは4月1日なので、また新たな気持ちで頑張ることにします。
では。
なんにしても急激な変化は戸惑うだけである。
こんにちは やぐらです。
今回は、住宅地に突如スカイツリーが立ち上がったお話です。
今回は、3710 ジョルダンという会社の株のお話です。
突然3日間で株価がほぼ2倍になりまして、チャートの右側の壁をひたすら這い上がってるような、見た目になってしまいました。
「波」とか「山」なんて表現では当てはまらない感じです。
で、いつものように「なぜ、こうなるのか?」というのをなんとか探ってみました。
例によって、決算関係から。
発表日 | 終値 | (*1) | ||
発表日 | 円 | % | ||
平成28年9月期1Q | 2016/02/10 | 678.0 | - | - |
2Q | 2016/05/12 | 696.0 | + 18.0 | + 2.65 |
3Q | 2016/08/10 | 686.0 | - 10.0 | - 1.44 |
決算 | 2016/11/10 | 741.0 | + 55.0 | + 8.02 |
平成29年9月期1Q | 2017/02/09 | 920.0 | + 179.0 | + 24.16 |
2Q | 2017/05/11 | 943.0 | + 23.0 | + 2.50 |
3Q | 2017/08/10 | 1,000.0 | + 57.0 | + 6.04 |
決算 | 2017/11/09 | 1,060.0 | + 60.0 | + 6.00 |
平成30年9月期1Q | 2018/05/10 | 1,063.0 | + 3.0 | + 0.28 |
2Q | 2018/08/09 | 1,024.0 | - 39.0 | - 3.67 |
3Q | 2018/11/14 | 976.0 | - 48.0 | - 4.69 |
決算 | 2018/12/21 | 990.0 | + 14.0 | + 1.43 |
平成31年9月期1Q | 2019/02/14 | 1,000.0 | + 10.0 | + 1.01 |
3ヶ月単位では、ゆっくり株価があがって、前年度が少し下げましたが、新年度になって少し戻してきたところです。
ただ、この2019/2/14以降、2019/3/25に株価990円だったのが、今日(2019/3/28)まで、1,679円まで上がりました。
業績の結果は以下の通り。
売上高:
売上高(百万円) | 対前年同期比(%) | (%)(*) | |
平成28年9月期1Q | 996 | - 5.8 | - |
2Q | 2,242 | + 0.4 | + 2.65 |
3Q | 3,237 | + 1.5 | - 1.44 |
決算 | 4,385 | + 2.1 | + 8.02 |
平成29年9月期1Q | 1,035 | + 3.9 | + 24.16 |
2Q | 2,299 | + 2.5 | + 2.50 |
3Q | 3,278 | + 1.2 | + 6.04 |
決算 | 4,288 | - 2.2 | + 6.00 |
平成30年9月期1Q | 971 | - 6.2 | + 0.28 |
2Q | 2,088 | - 9.2 | - 3.67 |
3Q | 3,034 | - 7.4 | - 4.69 |
決算 | 4,005 | - 6.6 | + 1.43 |
平成31年9月期1Q | 962 | - 0.9 | + 1.01 |
売上高は、やや減収傾向です。株価は、売上高の増減とリンクしている、とまでは言い切れないところです。
営業利益:
営業利益(百万円) | 対前年同期比(%) | (%)(*) | |
平成28年9月期1Q | 99 | + 5.4 | - |
2Q | 334 | + 20.0 | + 2.65 |
3Q | 415 | + 30.9 | - 1.44 |
決算 | 554 | + 24.3 | + 8.02 |
平成29年9月期1Q | 96 | - 2.6 | + 24.16 |
2Q | 341 | + 2.2 | + 2.50 |
3Q | 384 | - 7.5 | + 6.04 |
決算 | 458 | - 17.4 | + 6.00 |
平成30年9月期1Q | 70 | - 27.4 | + 0.28 |
2Q | 255 | - 25.2 | - 3.67 |
3Q | 315 | - 18.0 | - 4.69 |
決算 | 320 | - 30.0 | + 1.43 |
平成31年9月期1Q | 12 | - 81.8 | + 1.01 |
営業利益の方も、減益傾向です。前年同期比はかなり低い数値になってますが、それに対応して株価が下っているわけではないようです。
経常利益:
経常利益(百万円) | 対前年同期比(%) | (%)(*) | |
平成28年9月期1Q | 99 | + 2.4 | - |
2Q | 318 | + 13.0 | + 2.65 |
3Q | 369 | + 13.4 | - 1.44 |
決算 | 496 | + 7.2 | + 8.02 |
平成29年9月期1Q | 105 | + 6.3 | + 24.16 |
2Q | 342 | + 7.8 | + 2.50 |
3Q | 401 | + 8.7 | + 6.04 |
決算 | 481 | - 3.2 | + 6.00 |
平成30年9月期1Q | 63 | - 40.2 | + 0.28 |
2Q | 214 | - 37.4 | - 3.67 |
3Q | 288 | - 28.2 | - 4.69 |
決算 | 269 | - 44.0 | + 1.43 |
平成31年9月期1Q | 7 | - 87.4 | + 1.01 |
傾向としては、営業利益とほぼ同じような感じです。
業績の結果を受けての株価の動きは、特にはっきりした傾向はないように思われます。
では、予想の発表時はどうでしょうか?
通期決算発表日の株価になります。
(*2) 前回予想発表日終値からの増減
予想年度 | 発表日 | 発表日終値 | (円)(*2) | (%)(*2) |
2016年9月期予想 | 2015/11/12 | 756.0 | - | - |
2017年9月期予想 | 2016/11/10 | 741.0 | -15.0 | - 2.02 |
2018年9月期予想 | 2017/11/09 | 1,060.0 | 319.0 | + 30.09 |
2019年9月期予想 | 2018/12/21 | 990.0 | -70.0 | - 7.07 |
予想年度 | 売上高(百万円) | 対前年同期比(%) | (円)(*2) | (%)(*2) |
平成28年9月期 | 4,350 | + 1.30 | - | - |
平成29年9月期 | 4,400 | + 0.30 | -15.0 | - 2.02 |
平成30年9月期 | 4,300 | + 0.30 | 319.0 | + 30.09 |
平成31年9月期 | 4,500 | + 12.30 | -70.0 | - 7.07 |
予想年度 | 営業利益(百万円) | 対前年同期比(%) | (円)(*2) | (%)(*2) |
平成28年9月期 | 460 | + 3.10 | - | - |
平成29年9月期 | 560 | + 0.90 | -15.0 | - 2.02 |
平成30年9月期 | 480 | + 4.80 | 319.0 | + 30.09 |
平成31年9月期 | 500 | + 55.90 | -70.0 | - 7.07 |
予想年度 | 経常利益(百万円) | 対前年同期比(%) | (円)(*2) | (%)(*2) |
平成28年9月期 | 470 | + 1.40 | - | - |
平成29年9月期 | 550 | + 10.70 | -15.0 | - 2.02 |
平成30年9月期 | 500 | + 3.90 | 319.0 | + 30.09 |
平成31年9月期 | 480 | + 78.30 | -70.0 | - 7.07 |
予想年度 | 配当予想(円) | 対前年同期比(%) | (円)(*2) | (%)(*2) |
平成28年9月期 | 13.0 | - | - | - |
平成29年9月期 | 13.0 | ± 0 | -15.0 | - 2.02 |
平成30年9月期 | 13.0 | ± 0 | 319.0 | + 30.09 |
平成31年9月期 | 13.0 | ± 0 | -70.0 | - 7.07 |
業績予想の方ですが、前年より低い数値予想の傾向にあります。
こちらも、予想に対して株価が素直に反応している、ということもありません。
結論から言うと、自分の能力では、「なぜ、株価が上がるのか?」というのは、全く見当がつきませんでした。
会社四季報の最新版でも、特に強気なことは書いてませんし、何かの株価予想では「1122円で売り」というのを見ましたが、とっくに突破してしまっています。
こういうときにその人の本質といいいますか性格が出る気がします。
心理テストでよくある、
「コップいっぱいの水を半分飲みました。」
「残り半分の水を見てどう思いますか?」
というやつです。
個人的には、どう感じるかは
「その日の気分による」
のですが、
今回のような場合、
「急に株価が上がりましたけれど、これからどうなりますか?」
と聞かれれば、
「自分が買うと下がり、買わないとさらに上る」
という、根性がねじ曲がった答え方をするでしょう。
株がどうのこうの言うまえに、自分の中身を少し改善する必要がありそうです。
今回はこのへんで。
では。
なぜ、株価が800円から3450円へと「ぐいぐい」急上昇しているのか?その理由を探る。
こんにちは やぐらです。
今回は、「ぐいぐい」株価を上げているこの銘柄です。
6096 レアジョブ
とりあえず、2年分のチャートです。
ここ2日間で少し下げましたが、今日(2019/3/27)ストップ高となりました。
人間心理といいますか、「(しばらく)上がり続ける」という予測ができている人はすごいなあ、と尊敬します。
コインの裏表を予測するとして、表が10回連続で出たら、「次はそろそろ裏でしょう」と思うのが凡人の発想ということになります。
(確率的に次に表裏どちらが出るかは常に1/2)
コンピューターシミュレーションとかで、コイントスを10万回くらいすると、「23回連続『表』」とかは決して珍しくありません。
株価が好調なときに、「今現在そこそこ高いけれど、さらにもう少し上がるだろう」と希望的観測をすることは簡単ですが、「株価が永久に上がり続けることはないので、どこかで下がるはず」ということも、これまた真実なので、自分みたいな「場慣れ」していない人間からすると、買うべき所、売るべき所を間違えて、えらいことになったりするわけです。
過去の惨事はこちらへ
gogojuggler1969.hatenablog.com
gogojuggler1969.hatenablog.com
ただ、最近の「レアジョブ」株は、上がり方が極端ですし、「なぜこうなるのか?」ということは、お勉強しておく必要があります。
まずは、直近の決算関係と株価から。
IR情報開示した日と翌日の株価です。
発表日 | 終値 | 前日比 | |||
発表日 | 翌日 | 円 | % | ||
2016年3月期 | |||||
第三者割当 | 2015/07/22 | 1,820.0 | 2,220.0 | + 400.0 | + 21.98 |
1Q | 2015/08/12 | 2,535.0 | 2,488.0 | - 47.0 | - 1.85 |
2Q | 2015/11/16 | 2,202.0 | 2,120.0 | - 82.0 | - 3.72 |
3Q | 2016/02/15 | 1,086.0 | 1,386.0 | + 300.0 | + 27.62 |
決算 | 2016/05/13 | 1,542.0 | 1,545.0 | + 3.0 | + 0.19 |
2017年3月期 | |||||
1Q | 2016/08/15 | 1,484.0 | 1,440.0 | - 44.0 | - 2.96 |
2Q | 2016/11/14 | 1,636.0 | 1,603.0 | - 33.0 | - 2.02 |
3Q | 2017/02/13 | 2,070.0 | 1,920.0 | - 150.0 | - 7.25 |
下方修正 | 2017/03/13 | 2,035.0 | 1,925.0 | - 110.0 | - 5.41 |
決算 | 2017/05/15 | 1,825.0 | 1,712.0 | - 113.0 | - 6.19 |
2018年3月期 | |||||
自己株式の取得 | 2017/05/18 | (出来高0) | 1,726.0 | - | - |
1Q | 2017/08/14 | 1,640.0 | 1,590.0 | - 50.0 | - 3.05 |
2Q | 2017/11/14 | 1,547.0 | 1,563.0 | + 16.0 | + 1.03 |
上方修正 | 2018/01/18 | 1,652.0 | 2,052.0 | + 400.0 | + 24.21 |
3Q | 2018/02/13 | 1,705.0 | 1,676.0 | - 29.0 | - 1.70 |
決算 | 2018/05/14 | 1,846.0 | 1,718.0 | - 128.0 | - 6.93 |
2019年3月期 | |||||
1Q | 2018/08/13 | 1,470.0 | 1,407.0 | - 63.0 | - 4.29 |
2Q | 2018/11/13 | 1,027.0 | 970.0 | - 57.0 | - 5.55 |
上方修正 | 2019/01/23 | 965.0 | 967.0 | + 2.0 | + 0.21 |
3Q | 2019/02/14 | 969.0 | 1,119.0 | + 150.0 | + 15.48 |
各四半期決算の翌日は、どちらかというと株価は下がる確率のほうが高いです。
逆に、業績予想の修正、自己株式の取得などの臨時的な発表のときは、その内容に対応して、株価が動いている印象です。
また、株価が上がり始めると数日間で一気にあがり、それが反転すると一気に下落する、ということもたびたびあります。
2015/07/22の第三者割当の発表のときは、翌日は+400円でしたが、その日以後約1週間の株価はこうなっています。
日付 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 | 前日比 | % |
2015/07/22 | 1,820.00 | 1,821.00 | 1,819.00 | 1,820.00 | - 19.00 | - 1.04 |
2015/07/23 | 2,220.00 | 2,220.00 | 2,220.00 | 2,220.00 | + 400.00 | + 18.02 |
2015/07/24 | 2,720.00 | 2,720.00 | 2,720.00 | 2,720.00 | + 500.00 | + 18.38 |
2015/07/27 | 3,220.00 | 3,220.00 | 3,220.00 | 3,220.00 | + 500.00 | + 15.53 |
2015/07/28 | 3,850.00 | 4,335.00 | 3,540.00 | 3,800.00 | + 580.00 | + 15.26 |
2015/07/29 | 3,900.00 | 3,940.00 | 3,100.00 | 3,310.00 | - 490.00 | - 14.80 |
2015/07/30 | 3,035.00 | 3,180.00 | 2,785.00 | 2,919.00 | - 391.00 | - 13.39 |
2015/07/31 | 2,904.00 | 3,115.00 | 2,770.00 | 2,800.00 | - 119.00 | - 4.25 |
発表日から3日連続でストップ高+4日目も株価が上がり、トータルで約2000円株価が上がりました。
しかし、ほとぼりが冷めたのか続いて3日連続で大幅に下落して、こちらはトータル1000円さげました。
個人的には、2015/7/28の最高値で買い、翌日か翌々日に死亡している、となっていることでしょう。
また、2015/7/22の時点で、「株価はかなり上がる」と読み切れる人でしたら、下がりはじめのときに売れば十分プラスになっていたと思われますが、果たして・・・
2016/02/15 の第三四半期決算のときは翌日に+300円、さらに次の日も+300円でした。このときはそれ以降の株価は緩やかに下っていました。
2018/01/18 のときは単発で、翌日にはすぐに株価は少し下落。
そして、直近の 2019/02/14 の第3四半期決算発表からは、今日(2017/3/27)まで大きく上げてちょっと下げ、大きく上げてちょっと下げ、を繰り返して、株価が+2300円ほど上昇しました。
今回は、通常の四半期決算の発表に加えて、業績予想の上方修正も発表されましたので、業績面を好感されたのでは?と推測されます。
では、業績面はどうなっているでしょうか?
対売上高
(*)発表日と翌日の終値の増減率
売上高 (百万円) |
対前年同期比 (%) |
進捗率 (%) |
基準進捗率 (%) |
(*) | ||
2016年3月期 | ||||||
予想 | 2,500 | |||||
1Q | 570 | + 18.5 | 22.8 | 25 | (↓) | - 1.85 |
2Q | 1,169 | + 16.1 | 46.8 | 50 | (↓) | - 3.72 |
3Q | 1,758 | + 12.9 | 70.3 | 75 | (↓) | + 27.62 |
決算 | 2,363 | + 11.9 | 94.5 | 100 | (↓) | + 0.19 |
2017年3月期 | ||||||
予想 | 2,700 | |||||
1Q | 620 | + 8.9 | 23.0 | 25 | (↓) | - 2.96 |
2Q | 1,244 | + 6.4 | 46.1 | 50 | (↓) | - 2.02 |
3Q | 1,901 | + 8.1 | 70.4 | 75 | (↓) | - 7.25 |
決算 | 2,587 | + 9.5 | 95.8 | 100 | (↓) | - 6.19 |
2018年3月期 | ||||||
予想 | 3,000 | |||||
1Q | 720 | + 16.1 | 24.0 | 25 | (↓) | - 3.05 |
2Q | 1,455 | + 17.0 | 48.5 | 50 | (↓) | + 1.03 |
3Q | 2,200 | + 15.7 | 73.3 | 75 | (↓) | - 1.70 |
決算 | 2,968 | + 14.8 | 98.9 | 100 | (↓) | - 6.93 |
2019年3月期 | ||||||
予想 | 3,500 | |||||
1Q | 781 | + 8.4 | 22.3 | 25 | (↓) | - 4.29 |
2Q | 1,641 | + 12.8 | 46.9 | 50 | (↓) | - 5.55 |
3Q | 2,637 | + 19.9 | 75.3 | 75 | (↑) | + 15.48 |
売上高は、通期予想を基準にすると目標にちょっと足りていないことが続いています。
四半期決算発表の翌日に株価が上がっていないので、売上高に対しては、株価としては、期待以下という感じでしょうか?
対経常利益
経常利益 (百万円) |
対前年同期比 (%) |
進捗率 (%) |
基準進捗率 (%) |
(*) | ||
2016年3月期 | ||||||
予想 | 30 | |||||
1Q | 23 | - | -76.7 | 25 | (↓) | - 1.85 |
2Q | -81 | - | -270.0 | 50 | (↓) | - 3.72 |
3Q |
51 |
- 66.3 | 170.0 | 75 | (↑) | + 27.62 |
決算 | -91 | + 79.0 | -304.7 | 100 | (↓) | + 0.19 |
2017年3月期 | ||||||
予想 | 100 | |||||
1Q | 28 | - | 28.0 | 25 | (↑) | - 2.96 |
2Q | 35 | - | 35.0 | 50 | (↓) | - 2.02 |
3Q | 52 | + 2.0 | 52.0 | 75 | (↓) | - 7.25 |
決算 | 16 | - 79.0 | 16.0 | 100 | (↓) | - 6.19 |
2018年3月期 | ||||||
予想 | 30 | |||||
1Q | 13 | - 53.7 | 43.3 | 25 | (↑) | - 3.05 |
2Q | 73 | + 106.5 | 243.3 | 50 | (↑) | + 1.03 |
3Q | 121 | + 131.3 | 403.3 | 75 | (↑) | - 1.70 |
決算 | 90 | + 440.9 | 300.0 | 100 | (↑) | - 6.93 |
2019年3月期 | ||||||
予想 | 30 | |||||
1Q | 4 | - 63.4 | 13.3 | 25 | (↓) | - 4.29 |
2Q | 21 | + 70.7 | 70.0 | 50 | (↑) | - 5.55 |
3Q | 136 | + 12.9 | 453.3 | 75 | (↑) | + 15.48 |
対経常利益では、実績に株価がある程度対応している可能性があります。
業績面では、予測がある程度つけられるときは、「株価に織り込み済み」と表現されるのでしょう。臨時的な発表や、予想を上回るときに株価が上がっている傾向があるので、「いいサプライズ」に素直に反応しているとも言えます。
その他の株価急上昇の理由を考えます。
理由に関しては、本やらサイトなどから、引っ張ってみました。
Q:
・その株を欲しいと思うのか?
・その株をほしいと思う理由はなにか?
A:
理由は無数にあるので、すべてを把握することは無理。
・・・
まあ、そのとおりです、としか言いようがありません。
それだとこれで終わってしまうので、「自分にとってその株をほしい理由」を考えてみました。
現状を考えた上での率直な感想は、「現状では株価は上がりすぎ」のような気がします。
チャート的には近年にない動き方をしているので、もっと上る可能性はなくもないです。ただ、今から買うのは「出遅れ感」があります。
株を買うのは当然資産を増やしたいからであって、実際にはどうなるかわかりませんが、個人的には株を買う積極的な理由なしに株を買うと、どうも後悔の念が強くなって、ネガティブな感じになってしまって、あまりよろしくないのです。
もし、この株を買うとしたら、現状の株価の半値くらいまで下ったら、考えてみようかなと思います。
また、配当を出していないので、長期的に保有する理由も弱いです。今の所個人的には、年単位で株価の上昇を待つということもしないので、やはり今買う理由としては弱いですね。
しかし、過去には数日間かけて株価が上がっていることもあるので、これは、所有期間の考え方の違いから、値上がりのタイミングを図るやり方が違う人たちも当然たくさんいるわけでして、「さらに株価が上がる」と予想する人が意外と多いのかもしれません。
まあ、歯切れが悪い感じもしますが、結局は株価が上がる理由というのは、推測でしかないわけで、自分の今の能力ではこのくらいの発想が精一杯というところです。
株価急上昇の銘柄は、いろんな意味で想像力やら知識やらを鍛えるいい機会なのでこれからも、「なぜ?」ということを続けていきたいと思います。
では。
では、業績面はどうなっているでしょうか?
自分が関心があることについて、悪い情報を知ったときの正しい反応の仕方
こんにちは、やぐらです。
最近、株式投資に関連して、会社の決算情報調べをしておりますが、俗にいう「上場会社」というのは約3000社ありますので、会社の業績もそうですが、業績以外の所でも、いろんな会社でいろんな出来事が起こっております。
会社の業績に影響を与えそうなことは、報告しないといけないことになっているので、いい話も悪い話も区別なく様々なことが報告されています。
今回はこんなケース。
<3445> RSTechnologies の株価です。
発表日 | 終値 | 前日比 | ||
発表日 | 翌日 | 円 | % | |
2018/12/14 | 3,895.0 | 3,195.0 | - 700.0 | - 17.97 |
2019/01/16 | 2,650.0 | 2,571.0 | - 79.0 | - 2.98 |
2019/02/01 | 2,729.0 | 3,065.0 | + 336.0 | + 12.31 |
2019/02/08 | 2,910.0 | 3,035.0 | + 125.0 | + 4.30 |
2019/03/05 | 3,150.0 | 3,150.0 | ± 0 | ± 0 |
2019/03/06 | 3,150.0 | 3,480.0 | + 330.0 | + 10.48 |
2019/03/14 | 2,924.0 | 2,914.0 | - 10.0 | - 0.34 |
最近、この会社からいろんなことが報告されていますが、その報告の発表日とその翌日の株価の動きを表にしたものです。株価の動きは色んな要素があるので、要因は一つではないと思いますが、この発表の内容を受けての反応が株価に出ているのかも?という推測はできそうです。
これを見る限りでは、株価が大きく上がったり、下がったりしています。±10%以上のときもありますね。
では、何が発表されたのかを見てみましょう。
内容はリンク先を見ていただくとして、簡単な概略を書いておきます。
・2018/12/14
(翌日株価 -700円)
(概略)
外部から「一部の取引に疑いがある」という指摘を受けたので、特別調査委員会を設置する。疑いがある取引は、「売上高」約3億5千万円、「売上総利益」約1億円分。
調査の結果は、分かり次第報告する。
・2019/01/16
(翌日株価 - 79.0)
(概略)
ただいま調査中。結果の報告は平成31年2月ころの予定。
・2019/02/01
(翌日株価 + 336.0)
・調査報告書を受領。
・過去の特定顧客との取引は架空取引と判明。
・当社役員、従業員において架空取引を認識していた痕跡はなし。
・平成27年8月からこの取引が行われていたので、過去の決算を訂正し発表することにする。
・のちほど再発防止策を発表する。
・役員報酬の減額
・2019/02/08
(翌日株価 + 125.0)
(概略)
・決算発表が予定より遅れる。
・2019/03/05
(翌日株価 ± 0)
【34450】株式会社RS Technologies 訂正有価証券報告書-第6期(平成27年1月1日-平成27年12月31日)
(他、4年分の有価証券報告書、決算短信、内部統制報告書の訂正したものがある)
・2019/03/06
(翌日株価 + 330.0)
(概略)
・通期決算を発表
(*)2019/3/7に増配を発表。その翌日(2019/3/8)に株価が - 390.0 となる。
・2019/03/14
(翌日株価 - 10.0)
平成30年12月期決算発表の遅延理由及び今後の開示時期に関するお知らせ
(概略)
・決算発表が遅れた理由と、その再発防止策を発表
以上が、発表された内容を受けての翌日の株価の動きになります。
会社にとって悪い情報の発表時とその対応策の発表時で株価の動きが違うのも興味深いところです。
ただ、中長期的には、ここ半年くらい株価は下降トレンド中でしたので、単発的に株価が上がっても、「波」をつくりつつ、ゆっくり下がっていってます
各取引の疑いがある、から始まりまして、それに関連する修正と発表には膨大な作業量があったことが伺えます。
結果的には、「架空取引があったっぽい」という発表のときが、一番株価を下げています。以降この日より株価が上がっていません。約1000円ほど下げています。
3895.0(2018/12/14 終値)
→
2896.0(2019/3/25 終値)
もしこの株をもっていたとすると、当然損をしたくはないわけです。
悪い情報に触れたとき(この手の発表は市場が閉まったあとの夕方とかが多い)翌日に株価が下がりきらないうちに売ってしまおう、という考え方になるのは理解できます。
売りが増えれば当然株価は下がります。
で、個人的にちょっとわからないのが、対応策を発表したときになぜ単発的に株価が上がるのか?というところ。
報告書のとおりだと、売上も利益も架空の分を抜くと減ってしまうわけで、業績を元に株を買っている人からすると、株を持っている理由が弱くなると思うのですが・・・
この当たりは、「業績と株価は直接的には連動しない」とか「悪い材料が出尽くした」とか「市場が好感」とか、言われるところなんでしょうね・・・
先程も言いましたが、長期的には株価は下がってますしね・・・・
これは株の話でしたが、もし、自分の勤務している会社、友人、家族、恋人などの悪い情報に触れたときには、どういう反応をするのが正解なのかはちょっと考えさせられるところです。
自分だったら、単発で株価が上がる対応をとりつつも、長期的には株価が下がる対応をとる、みたいな感じになりそうな気もします・・・
あなただったらどうしますか?
今回は以上です。
では。
なぜ、悪いことをしてもバレないと思うのか?
こんにちは やぐらです。
今年から株式投資のお勉強をしております。
個人的には全経簿記の上級を持っているので、株式投資のお勉強の入り口としては、株価のチャートよりもその会社の決算とかの財務諸表のほうが頭に入りやすいわけであります。
今日も、とある会社の決算をずらずら見てましたら、なかなか業績のいい会社がありました。
それがこちら。
ハピネス・アンド・ディ(3174)という会社です。
簡単に会社の概要を書いておきますと、
本社所在地:東京都中央区銀座
業種:有名ブランドの服飾、雑貨の店舗販売、WEB通販
です。
会社のHPはこちら。
通販のサイトにいきます。
売上なんかは、
平成28年8月期決算:17028(百万円)
平成29年8月期決算:19144(百万円)
平成30年8月期決算:20330(百万円)
(要は170億~203億円)
と、こんな感じで年々売上が伸びています。
株価は、色んな要素が絡むので、売上が伸びればその分株価が伸びそうですが、そう単純ではないのが難しいところです。
で、この回の本題は、「上場会社は、なかなか大変なんだな~」というところ。
最近、従業員が不適切な行動をSNSに投稿したりして、「一部のアホな人たち」のおかげで売上が下がったり、株価が下がったりしています。
で、このハピネス・アンド・ディという会社もなかなか大変なことになっているわけでして・・・・
こんなことになっています。
「当 社 元 従 業 員 に よ る 不 正 行 為 に 関 す る お 知 ら せ 」
http://happiness-d.co.jp/company/20190115001.pdf
(会社発表のお知らせ)
詳細はPDFを見ていただくとして、何が起こったかというと、この会社の、とある店舗の在庫がまるで合わない事態になりました、と。
調査したら、その店舗の店長だった人物が、商品をパクっていたらしい、とのことです。
売上百億円単位の会社が発表するくらいですから、会社のボールペンを盗んだ、なんて小さなことではないわけで、推定被害額は・・・
「約5500万円」
だそうです。
ブランド物のバッグとか時計とかも扱ってそうなので、金額が高額になりそうなのはなんとなくわかりますが、それにしてもねえ・・・
そんなにバレないもんですかね?
犯人が悪いのは当然として、管理責任も問われますよね・・・
ただ、この発表自体があった日の次の日は、株価が上がりましたので、株式投資のお勉強中としては、「そうなのか?」というしかありません。
損害額が確定してから、なんらかのリアクションが出るはずです。会社の利益が減っているわけですから、株主の立場だと「おい、ちょっと待て」といわれてもしょうがないですからね。
まあ、速やかに適切な処置をした、ということが高評価につながることもあるらしいので、迅速な通知はしたほうがいいのは当然です。
上場会社が大変なのは、会社の利益や株主の利益に関係のありそうなことは、公にしないといけないですからね。
別の会社では、「元経営者が捕まった」とか「証券取引等監視委員会から告発された」とか、「数字がまるででたらめだった」なんてこともあります。(数年分の決算の数値を修正した、というのを見た記憶があります。監査法人は一体何を・・・(以下、自粛))
規模が大きい会社になれば、従業員も何万人とかいて、役員も数十人とかになるので、建前は「みんないい人」になってますが、実際にはときどきびっくりするような事件が発生しますからねえ・・・
ものすごいシンプルな話になりますが、
「人のものを盗むな」
「ルールは守ること」
「なぜ、バレないと思うのか?」
ということです。
過失で人に迷惑をかけたら、たいがいは謝れば済むと思いますけど、故意なら簡単には許してくれませんからね。
悪いことはやめましょう。
以上。
【投資実践日記】ROUND 5:対「3921 ネオジャパン」戦
まずは、結果報告から
「3921 ネオジャパン」
収支:
「買い」:@1009円 (手数料加算後)
「売り」:@996円 (手数料控除後)
@-13円 -1.28%
となりました。
株価だけだと
「買い」:@1000円
「売り」:@1005円
と、ほんの少しプラスだったのですが、手数料の分マイナスとなりました。
決算発表後の株価の要因を探る
株価に影響を与えている項目はあるのでしょうか?
決算発表の内容により株価がどう動いてきたのかを調べてみます。
各四半期決算発表翌日の株価
まずはシンプルに決算発表日翌日の株価です。
(決算短信以外の情報開示を含む)
傾向としては第1四半期決算発表日の翌日に値上がりしています。
ここ2年間では第1四半期決算発表から第3四半期あたりまで株が下がり、通期決算発表前に株価を少し上げ、通期決算発表後は株価が下がる、という動き方になっています。
また、株式分割や、業績予想の上方修正などの発表翌日には株価があがっています。 業績の結果よりも、未来への評価が強く株価に反映していると言えるでしょう。
決算の内容と株価の関係
決算の内容にはいろんな項目がありますが、大きく分類すると、当期の業績の結果と次期の業績予想になります。 各項目と株価の動きに関連が見られるでしょうか?
株価と業績予想
その年度の通期決算発表のときに、次年度の業績予想が発表されます。 この予想を元に次年度のその会社の業績が予想されるわけですが、未来予想に対して株価がどう動いて来たのか調べてみます。 各項目別に分けてみるとどうなるでしょうか?
通期決算発表時に次年度の業績予想も発表するのですが、第2四半期(累計)予想がどうも低めに出されています。 実際に発表された業績と比較するとわかりますが対前期比がこれを下回ったことはありません。
おそらく通期決算発表時に次期の業績予想が「期待以下」のため株価が下がり、次の第1四半期の実績値がいいので、株価が上がる、という傾向と思われます。
過去に、株式分割や業績予想の上方修正が発表されたときは、ストップ高までいきました。 「期待以上」の情報が出て来れば、業績が良いので素直に株価が上がる、と思われます。
(ただし、その発表後は高確率で株価が緩やかに下降しています)
株価と四半期決算業績
四半期決算では、主にその年度の期首から当四半期末日までの業績結果(累積)が報告されます。 その結果により、売上高、経常利益などが会社の予想に対して、順調に進行しているのかどうかがわかります。 この結果に対して株価と関連があるかどうかを調べてみます。
対:売上高
対:営業利益
対:経常利益
対:1株当たり四半期利益
業績と株価は直接的には連動は見られない、ということでいいと思います。 上場してから約3年半になりますが、業績は堅実に上がっていまして、年度内の業績予想に対する進捗率もほぼクリアしています。
ただし、決算の発表後には株価が下がる傾向があるので(第1四半期除く)、「業績は株価に織り込み済み」とか、「いい意味でのサプライズがない」とか表現されるところでしょうか。
まとめ
今回は通期決算のため、このデータからいくと買わないほうがいいと思われましたが、「3%くらいは上がるのではないか?」という、あまり根拠のない理由で買ってみました。
株を決算当日の前場の始値で買った後の実際の株価の動きは、その日の終値では確かに5%上がっていました。 ただ、次の日の始値で株価が下がり、自分の売ったタイミング(午後の始値)では、まだ株価が前日よりはプラスのところにいたので、とりあえずは大きく損はしないで済みました。
現状、限られた資金で単元未満株しか買えないので、売買のタイミングが自由になりません。 そういう条件で株式投資をしているのをわかった上でやっていることなので、これは割り切るしかありません。
(株の売買のとき、「こういう売買の仕組みになっている、ということを確認した」というチェックがないと取引できない))
指値注文と売買のタイミングを選択できないので、そのシステムでもプラスになるような買い方売り方をもっと研究しないといけません。
次、がんばります。
【投資実践日記】ROUND 4:対「4238 ミライアル」戦
まず最初に、結果報告
収支:
「買い」:@1322.8円 (手数料加算後)
「売り」:@1067.2円 (手数料控除後)
@-255.6円 -19.3%
その日の値下がりランキングに登場するくらい下がりました。
この株を買った理由
まずはシンプルに「決算発表日翌日に株価が上がっていたのかどうか?」については以下の通りです。
過去2期分の決算
1期前四半期決算
2019年1月期 第3四半期決算 (決算発表日:2018/12/7)
株価
株価の動き
(円) | 対発表日終値 (円) |
対発表日終値 (%) |
|
---|---|---|---|
発表日終値 | 947 | ||
翌日始値 | 1000 | +53 | +5.59% |
翌日終値 | 1060 | +113 | +11.93 |
業績予想と進捗率
前期業績と通期業績予想
前期業績 | 通期業績予想 | 進捗率(基準75%) | |
---|---|---|---|
売上高(百万円) | 7578 | 9900 | 84.2(↑) |
営業利益(百万円) | 1078 | 1200 | 89.8(↑) |
経常利益(百万円) | 1206 | 1350 | 89.3(↑) |
1株当たり当期純利益(円) | 111.27 | 105.69 | 94.9(↑) |
決算発表日翌日の終値もそれなりに上がっていまして、他の要因も考えられるところではありますが、業績と株価はある程度の関連が見られる、と判断しました。
2期前四半期決算
2019年1月期 第2四半期決算 (決算発表日:2018/9/7)
株価
株価の動き
(円) |
対発表日終値 (円) |
対発表日終値 (%) |
|
---|---|---|---|
発表日終値 | 1176 | ||
発表日翌日始値 | 1146 | -30 | -2.55% |
発表日翌日終値 | 1176 | 0 | 0 |
業績予想と進捗率
業績と通期業績予想
2期前四半期業績 | 通期業績予想 | 進捗率(基準50%) | |
---|---|---|---|
売上高(百万円) | 4921 | 9900 | 49.7(↓) |
営業利益(百万円) | 609 | 1200 | 50.7(↑) |
経常利益(百万円) | 722 | 1350 | 53.4(↑) |
1株当たり当期純利益(円) | 61.96 | 105.69 | 58.6(↑) |
最終的には「買い」の判断をする
株の取得時期は「決算発表日の前々日」としました。仮に株価が下がるとしても今年に入ってからは下げ幅は@-39円が最大なので業績面だけを見るとそこまではさがらないだろう、という読みでしたが・・・
今回決算と株価
2019年1月期 (通期)決算 (決算発表日:2019/3/8)
株価
株価の動き
(円) |
対発表日終値 (円) |
対発表日終値 (%) |
|
---|---|---|---|
発表日終値 | 1258 | ||
発表日翌日始値 | 1078 | -180 | -14.3 |
発表日翌日終値 | 1076 | -182 | -14.4 |
業績予想と進捗率
業績と通期業績予想
2期前四半期業績 | 通期業績予想 | 進捗率(基準100%) | |
---|---|---|---|
売上高(百万円) | 10013 | 10000 | 100(↑) |
営業利益(百万円) | 1486 | 1450 | 102.4(↑) |
経常利益(百万円) | 1630 | 1600 | 101.8(↑) |
1株当たり当期純利益(円) | 139.65 | 139.07 | 100.4(↑) |
(円) |
対発表日終値 (円) |
対発表日終値 (%) |
|
---|---|---|---|
発表日前日終値 | 1310 | ||
発表日翌日始値 | 1078 | -232 | -17.7 |
発表日翌日終値 | 1076 | -234 | -17.8 |
はてな(3930)に続き高値で「買い」、爆下げして「売り」というかなり悪いパターンとなりました。
原因を探る
過去4年分の四半期決算発表日と翌日の株価です。
2016年1月期(円)
期 | 発表日 |
発表日終値 (円) |
発表日翌日終値 (円) |
前日比 (%) |
---|---|---|---|---|
第1四半期 | 2015/6/9 | 1461 | 1452 | -9.0 |
第2四半期 | 2015/9/9 | 1143 | 1070 | -73.0 |
第3四半期 | 2015/12/9 | 1205 | 1120 | -85.0 |
(通期)決算 | 2016/3/9 | 904 | 889 | -15.0 |
2017年1月期(円)
期 | 発表日 |
発表日終値 (円) |
発表日翌日終値 (円) |
前日比 (%) |
---|---|---|---|---|
第1四半期 | 2016/6/9 | 778 | 777 | -1.0 |
第2四半期 | 2016/9/9 | 699 | 707 | +8.0 |
第3四半期 | 2016/12/9 | 948 | 941 | -7.0 |
(通期)決算 | 2017/3/9 | 928 | 1033 | +105.0 |
2018年1月期(円)
期 | 発表日 |
発表日終値 (円) |
発表日翌日終値 (円) |
前日比 (%) |
---|---|---|---|---|
第1四半期 | 2017/6/9 | 944 | 1094 | +150 |
第2四半期 | 2017/9/8 | 1363 | 1313 | -50.0 |
第3四半期 | 2017/12/8 | 1931 | 2000 | +69.0 |
(通期)決算 | 2018/3/9 | 2038 | 1777 | -261.0 |
2019年1月期(円)
期 | 発表日 |
発表日終値 (円) |
発表日翌日終値 (円) |
前日比 (%) |
---|---|---|---|---|
第1四半期 | 2018/6/8 | 1664 | 1507 | -157 |
第2四半期 | 2017/9/7 | 1176 | 1176 | 0 |
第3四半期 | 2017/12/7 | 947 | 1060 | +113 |
(通期)決算 | 2018/3/8 | 1258 | 1076 | -182 |
ただ、2年前、3年前の傾向が今とどう関係があるのかを判断するのは簡単ではありません。 自分としては 、会社の評価は、『業績の悪い会社よりも、業績のいい会社のほうが、より良い』はずと思ってましたが、株価に関してはそんなに単純なものではないようです
株価は過去ではなく未来に対応している?
このミライアル(4238)の場合、会社の業績としては、先程の4年間にしても進捗率は毎年100%を超えています。業績も安定していて配当も毎年それなりの金額を出しています。
しかし、決算翌日に大きく株価を下げる傾向にあります。(通期決算だと4年中3回大きく株価を下げる)
今回の通期決算のときの決算速報のコメントに「来季の業績予想が大きく下がっているのを嫌気して」とありました。この会社の場合、通期決算短信のときに次期の連結業績予想を毎年出していません。
業績予想としては、第2四半期(累計)なので、決算発表から半年分の予想となりますが、毎年前年比を大きく下げて発表しています。
先程の4年間の決算短信発表時の次期業績予想(第2四半期:累計)です
次期業績予想(第2四半期:累計)
期 |
売上高 (百万円) |
対前年比 (%) |
経常利益 (百万円) |
対前年比 (%) |
---|---|---|---|---|
2016年1月期 | 3560 | -19.6 | 160 | -73.7 |
2017年1月期 | 3480 | +10.5 | 440 | +46.1 |
2018年1月期 | 4400 | +5.0 | 560 | -34.3 |
2019年1月期 | 4550 | -7.6 | 550 | -23.9 |
通期業績予想の修正があるため、この表だけでは前年同時期比の計算が合いませんが、控えめな予想とはいえ結局のところは毎年数値はあがっていってます。
振り返ると見落としていたものに気づく
それが通期業績予想の修正です。 ここ最近の通期業績予想の修正です。
通期業績予想の修正(対修正前増減率:%)
発表日
|
売上高 (%) |
経常利益 (%) |
発表日終値 (円) |
発表日翌日終値 (円) |
対前日比 (円) |
---|---|---|---|---|---|
2018/1/19 | +8.7 | +32.7 | 2132 | 2512 | +380.0 |
2018/8/28 | +11.4 | +28.6 | 1011 | 1311 | +300.0 |
2019/2/26 | +1.0 | +18.5 | 1146 | 1219 | +73.0 |
となっています。ストップ高が1回あります。
ただ、現実的に業績予想の修正を前もって前日に予測することは不可能です。
考えられる傾向です。
業績の上方修正の発表以降は、高確率で株価が下がっています。発表する時期も微妙な感じで「2019/2/26」、「2018/8/26」は決算発表の10日くらい前ですし、ここで上がってしまった株価が、控えめの次期業績予想で下がってしまう、というパターンなのかもしれません。
(もちろん例外もある)
次回に向けてのまとめ
個別の銘柄についても、チャートの動きの他に「その会社の特有の過去の傾向」みたいなものがあるのかもしれません。
いろんなデータを実際に調べるとなると結構な量になりますが、「株の基本書」に書いてあることに加えて、常に自分の売買スタイルから発展した「疑問」「仮説」を持つことも大事になってくるのではないかと思います。
今回は以上です。
では。