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正しい目標の立て方:目標というのは実は「3種類」ある

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こんにちは、やぐらです。 今回は「目標の立て方」です。

 

なにかやりたいと目標を立てても、すぐに三日坊主とか、あしたから本気出すとか、なかなか目標を達成したことがない方は、「目標の立て方」を間違えているか、勘違いしている可能性があります。

 

そこで、正しい目標の立て方を知ることで、あなたの「やりたいこと」「なりたい姿」へ到達出来るようになりましょう。

 

 

目標の目的

まず、理解しておかないといけないのは、「目標」には目的があるということです。「目標」の目的と言えば、「達成したいこと」なんですが、これは結果のみのことを言っています。これが、目標を立てても挫折しやすくなる大きな要因になります。

 

「目標を立てる」ことの目的は、

「結果」「成果」に関すること

がメインになりますが、この「結果」を達成するための

「過程」「成長度合い」という進み具合を把握するためのもの

 も含んだものをひっくるめて「目標を立てる」となります。

 

結果を出すためのプロセスも、目標のうちに含めないといけません。「小さなゴール」「小目標」のようなことも必要です。

 

目標は細かくすると3種類になる

 そのため、「目標」を細かくすると3種類になります。

 

結果目標

結果を重視した目標です。

会社でよくある「売上前年比○○%アップ」のようなことです。 

状態目標

状態目標とは「こうなっていたい」という 、心の状態の目標をいいます。結果目標のひとつとも言えます。

行動目標

 具体的に行動することを目標としたものです。結果目標、状態目標を達成するために何をするのか?という、過程、プロセスの目標です。

 

例えば、月○○万円の売上を上げる、という結果目標に対して、

  • 1日に○人に声をかける
  • 1日に○社へ訪問する

のようなことです。「これをする」という行動そのものを目標とします。

 

 

それぞれの目標の違いや特徴

結果目標

  • 外的要因に影響される
  • 不確定要素が大きい
  • 結果に対して一喜一憂しやすい
  • 達成感を得にくい
  • 強い意志が必要

 

こんな感じです。目標がちょっと遠く感じるときに結果が出ないと、達成感が得にくくなります。そのため目標達成のために強い意志が必要になる場合があります。こうなると目標を達成する前に挫折してしまう可能性が高くなります。

状態目標

個人の内面のことが主になるので、外的要因や不確定要素は結果目標に比べると、多少難易度が下がるように思われますが、達成感を感じにくい状態のときは、結果目標と同じようになります。

 

行動目標

  • 外的要因が少ない
  • 不確定要素が少ない
  • 自分でコントロールしやすい
  • 一歩目が出にくいときに有効
  • 行動すること自体が目標なので達成感が得やすい

このような特徴があります。

行動そのものを目標にしているので、営業活動など「契約を取る」という不確定要素はとりあえず考えずに、○人に声をかけた何社訪問した、という自分でコントロールできることを目標にします。そのため、「行動をした」という達成感は得やすいでしょう。

 

 

 

目標の設定の仕方

では、実際に目標を立てるときの手順です。これには「SMARTの法則」というのを使います。

SMARTの法則

 S:具体性

目標を具体的にします。

 

「社長が歓喜するくらい売上をあげる」

「一人一殺の精神で頑張れ」

みたいなことを朝礼で管理職が真顔で言う会社も実際にはあります。しかし、こんなこと言われても、実際にどうすればいいのかよくわかりません。

 

  • 売上を前月の105%にする。
  • 昨日30人に声をかけたので、今日は40人にする
  • 前回の注文から○日経過している取引先に、電話、メールしてみる

など、できるかぎり細かく設定していきます。

 

M:計画、測定可能

 具体性のところでも書きましたが、測定出来るものはとにかく数値化します。

  • 20人に1件の契約を、18人で1件にする
  • 資料を作るのに1時間かかっていたのを、55分で出来るようにする

など、測定出来るものはとにかく数値化し、効率化をはかっていきます。

A:割当設定

 会社などの組織の場合、担当や部署などがはっきりしているので、それぞれの担当者が「何を」「どれくらい」「どうやって」ということを明確にしていきます。また、必要に応じて、ある程度の判断、権限などを任せてしまってもいいでしょう。

 

全体として作業効率を上げ、結果目標を達成できるように「チームとして」適切な行動をしていきます。

R:成果に基づく

現実的に、という説明をしている本などもあります。

これは、目標があまりに現実離れしていると、モチベーションの低下につながってしまします。

 

ある人から聞いた話ですが、某製造系上場会社のかなり上のクラスの人から、現場に向かって「ドラえもんの道具みたいなものを作れ」「そうすればうちの会社は相当儲かるはず」と、真顔で言ってくるので現場がうんざりしている、とのことでした。

 

冗談ならまだしも、真顔だとちょっと「どうかしてる」と思われても仕方ないところです。

(研究所とかならありかも)

 

なので、目標は「努力すれば手の届くところ」に設定します。特に何もしなくても達成されてしまう目標だと、いずれ業績が上がらなくなっていくはずです。「がんばったから達成した」という「心理面でのプラス」が得られるような目標を設定します。

 T:明確な期限

 特に締切時間の設定は重要です。ネタで「明日から本気出す」というのがありますが、これは締切時間がないことで、「いつでもいい」という意識になってしまっているのが問題なわけです。

 

作家、漫画家の方たちの中には

「締切がなかったら書かないと思う」

という人もいるくらいなので、時間の設定は目標達成のためにはとても重要なことになります。

 

 

 

 

まとめ

目標の達成のためには、まず「結果目標」を立てて、その目標を達成するための「行動目標」を立てます。そして、まずその「行動目標」を達成するように行動していきます。

 

このときは「結果」は自分でコントロールできないところもあるので、最初のうちはあまり気にしないようにしましょう。結果に一喜一憂すると行動に影響するようになります。

 

また、途中経過がどうもうまくいっていないようであれば、「結果目標」はそのままにして「行動目標」のほうの設定の見直しをしていきます。行動のやり方を少し変えるか、行動量を少し減らしたり、増やしたり、このあたりは臨機応変で良いと思います。

 

組織として取り組んでいることであれば、細かく上司の指示を仰いだり、同じ作業をしている同僚の助言をもらったりなど、行動面での改善を図っていくようにしましょう。

 

まずは、「行動目標」の達成を前提にして、仕事や個人の目標に取り組んでいきます。過程が正しければ、正しい結果がついてくるはずなので。

 

この回は以上です。

 

では。